Article Detail
ファンタステキ、瀬戸地域のJAPANブランドとして開発した醤油絵皿「富士」と「花」を発売
【JAPANブランド事業の醤油絵皿「富士」と「花」を発売】
■要約
ファンタステキは、瀬戸地域のJAPANブランドとして開発した醤油絵皿の新作「富士」と「花」を5月10日に発売し、6タイプのラインアップによる鮮魚消費と陶磁器産業などへの貢献を目指す。
■本文
「アイデアとデザインによる素敵な商品開発を日本のもの創りで実現すること」にファンタステキは取組んでおり、瀬戸地域の生産で地道な販売を続ける醤油絵皿が、平成22年度JAPANブランドの採択を得て、「醤油絵皿のグローバルブランド化プロジェクト」としての事業を去る3月に終えた。
醤油絵皿は、醤油の量によって移ろう遠浅の醤油絵柄を適量浸けられる、おもてなし日本一の醤油皿であり、瀬戸の磁器ならではの4タイプが改良と共に、食卓と料理店で人気を得てきた。
JAPANブランドは、企業価値の進化と新しい伝統の創造を理念とする国の地域支援事業であり、経済産業省・中小企業庁・商工会などの主催による商品の海外展開イベントが毎年開催される。
本JAPANブランドは、「醤油絵皿の楽しく味わえる価値を世界の和食に提案し、日本の魚食文化啓蒙と瀬戸の陶磁器産業活性化を図る」ことを目的に、新作の醤油絵皿「富士」と「花」を開発し、計6タイプになるラインアップを下記のイベント(1)〜(3)などに出展することにより、各国ならではの商習慣に基づいた醤油絵皿の需要を把握し、特に欧米において高い評価を得ることができた。
(1)ローマ・テストマーケティング(人気4位・販売額2位/233商品・32事業者。10月:商工会主催)
(2)名古屋ドームやきものワールド(醤油皿日本一と自負しても文句が無い好反響を確認。11月)
(3)パリ・メゾン&オブジェ(デザインとアートの両面で一流バイヤー程高評価。1月:JETRO参加)
醤油絵皿の新作「富士」と「花」は、瀬戸ならではの磁器造形と醤油絵皿の流体力学を駆使して、それぞれのモチーフである「モダン北斎」と「ピースフルガーデン」を醤油の量による変化で表現したデザインが欧米トップレベルのセレクトショップや寿司店などから好評を得て受注に繋がった。
今後は、海外展開としては、JAPANブランドの新規募集を東日本大震災も考慮して見送ったが、上記のJAPANブランドの成果を活かして、ユニバーサルデザインを3D醤油アニメーションとして誰でも楽しめる実用的なアートにまで高めた、「Universal DESIGN & ART(Artist is User)」の意匠設計を世界中に啓蒙し、貴重な醤油を少量で楽しむ醤油絵皿の食育と共に普及させたい。
国内においては、近年、魚離れや魚価低迷にクロ鮪の漁獲枠削減も影響する厳しい鮮魚市場が続く中でも、主に関東の鮮魚料理店(寿司店など100店越え)と食卓(当店、一部の水族館とデパートなどの小売)に醤油絵皿を供給してきたが、今回は瀬戸で唯一のJAPANブランドとして地域の産業に貢献すべく、瀬戸で最も公共性が高く有名な小売業態(下記)から販売を始める。
また、醤油絵皿「花」の山葵おろし(ヒマワリ花弁部による粗おろし)機能による山葵と鮮魚消費、富士宮出身のデザイナーとしての「富士」による富士宮のニジマスや富士山周辺の鮮魚消費、「富士」と「花」の双方に初採用した波縁造形が実現する全方向箸置き機能によるお手元価値、及び、全タイプに採用の玉縁強度設計が実現する縁欠けし難い長寿命によるエコを啓蒙したい。
更に、東日本大震災を魚の風評被害と共に被った漁業の復興にデザイン&アートで貢献すべく、楽しく味わえる醤油絵皿が笑顔の鮮魚消費や地魚のブランド化(オリジナル仕様などにも対応)に少しでもつながることを望んで、被災地に醤油絵皿の無償救援を始めている(茨城〜岩手県の各漁協などに計200皿程度を救援予定。復興状況に応じ、現在、4箇所に計56皿を救援済)。
醤油絵皿「富士」と「花」の希望小売価格・発売日・小売業態(発売段階)は下記の通りである。
・1,500円(税込み、3タイプになる楕円のEARTHシリーズ共通価格で従来の1,700円から値下げ、料理置き付き角皿のFISHシリーズ3タイプは従来の上代1,700円とする。)
・5月10日・瀬戸蔵(セラミックプラザ)/品野陶磁器センター(道の駅瀬戸しなの内)
・5月30日・当店ネットショップ(10〜30日は受注のみで、他の小売業態を採択予定)
■企業名:ファンタステキ〔FANTASUTEKI〕
■代表者:岩田 賢〔IWATA MASARU〕
■業務内容:プロダクト等のデザイン、商品開発ディレクション、販売、醤油アーチスト活動
以上
※商品写真・カタログ写真は、添付の関連資料を参照