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エーザイ、てんかん罹患者を支援するアプリ「EMILY(エミリー)」の提供を開始

2016-09-30

てんかんと共に暮らす」を支援するスマートフォン・アプリ「EMILY(エミリー)」の提供開始
―発作などの緊急時にSOSを周囲に通知/スタンプ機能搭載で気軽にコミュニケーション―


 エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫)は、てんかんを持つ方とそのご家族がより安心して生活できるよう、服薬や発作の記録機能に加えて、てんかん支援アプリとして初めて発作など緊急時に利用できるSOS機能とコミュニケーション機能を搭載したスマートフォン・アプリ「EMILY(エミリー)」を、日本において、本日から提供開始することをお知らせします。本アプリは、誰でも無料でダウンロードできます。てんかんを持つ方やご家族だけではなく、幅広い方々に利用いただくことで、てんかんを支援するコミュニティーづくりをめざします。

 日本のてんかん罹患者数は約100万人といわれています。治療は抗てんかん薬により発作の回数や症状を抑える薬物療法が中心であり、継続的に服薬する必要があります。適切な治療を行うことにより、約7割の方で発作がコントロールできると報告されています(1)。しかし、てんかんを持つ方は、いつ起こるかわからない発作への緊張や不安を抱えて生活しています。当社が実施した、てんかんを持つ方、またはそのご家族を対象としたインターネット調査結果(回答数932)によると、日常生活で重要だと思う項目として最も多かったのは、安心して学校に通えること、あるいは仕事ができることでした。

 「EMILY」にはSOS機能が搭載されており、てんかんを持つ方が、発作などの緊急時にスマートフォン画面のボタンを押すだけで、予め登録された家族や親しい方に加えて、周囲500メートル以内のアプリをインストールした支援者にSOSが通知されます。通知を受け取った支援者が応答することにより、発信者の現在位置を把握でき、近くに駆けつけることができます。発作への対応に関する情報も、アプリ内で提供しています。
 また、本アプリで日々記録した服薬や発作の状況をレポート化することができ、かかりつけ医への正確な情報伝達に役立ちます。また、服薬アラームを家族や親しい方と共有し、スタンプ(キャラクター画像)や文字を使って飲み忘れ防止のコミュニケーションを行うことができます。
 さらに、てんかんを持つ方のコメントなど、てんかんに関する様々な情報を受け取ることができます。

 「EMILY」の監修者である新宿神経クリニック院長の渡辺雅子先生は、「てんかん患者にとって、薬の飲み忘れは重大な発作につながります。毎日欠かさず服薬する負担は意外に大きく、家族や友人など身近な人からの確認や励ましは服薬の大きな動機付けになると考えられます。また、SOS機能は発作が起こった場合の危険回避にもつながるので、一般の方にも広く本アプリが普及することを期待しています。」と述べています。

 当社は、てんかん領域において、新規作用機序を持つ抗てんかん剤「フィコンパ(R)」をグローバルにお届けするとともに、同領域での継続的な新薬の創出に注力しています。日本では、「フィコンパ」、「イノベロン(R)」、「ホストイン(R)」といった複数の治療オプションを提供し、また、「EMILY」や「epiサポ」を通じた情報発信により、てんかんを持つ方とそのご家族の多様なニーズの充足と、てんかんと共に暮らせるコミュニティーづくりをめざしてまいります。

以上

 ※参考資料は添付の関連資料を参照




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