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ロームグループ、低消費電流の6軸加速度・ジャイロコンボセンサーを開発

2016-07-23

業界最小(※)低消費電流の6軸加速度・ジャイロコンボセンサ「KXG07」「KXG08」を開発
消費電流を一般品比50%削減し、ジャイロセンサ常時オンのアプリケーションに貢献

 ※2016年7月現在 ローム調べ

 *製品画像は添付の関連資料を参照

<要旨>
 ロームグループのKionix, Inc.,(本社:ニューヨーク州イサカ)は、スマートフォンウェアラブル機器、ゲーム機など、低消費電力でモーションセンシングを行いたいアプリケーションに最適な6軸加速度・ジャイロコンボセンサ「KXG07」「KXG08」を開発しました。
 「KXG07」「KXG08」は、一般的な振幅検出によるセンサ信号検知方式ではなく、Kionixが独自に開発した位相検出による検知方式を採用したことで、従来ジャイロセンサに必要だった規模の大きな増幅回路を小さくし、一般品比50%減となる低消費電流0.6mAを実現しています。また、間欠動作(動作を減らす)モードによるセンシング時には圧倒的な0.2mAまで消費電流を減らすことも可能です。さらに、MCUとの同期機能、4096バイトのバッファメモリ、外部センサからのデータを取得機能も搭載しており、センサアプリケーションの構築時の負荷削減にも貢献します。
 なお、「KXG07」は3mm×3mm×0.9mmの16pin LGAパッケージ、「KXG08」は2.5mm×3mm×0.9mmの14pin LGAパッケージとなっており、実績のある2種類のパッケージラインアップで、基板設計にも柔軟に対応します。
 2つの新製品は、2016年7月からサンプル出荷(サンプル価格500円/個:税抜)を開始し、2016年10月より月産100万個の体制で量産を開始する予定です。
 今後もロームグループは、モバイル機器やIoT市場などのニーズに対応するため、低消費電流かつ小型のセンサデバイス開発を行っていきます。

<背景>
 近年、スマートフォンやゲーム機など、センサを搭載する機器の増加に伴い、センサの需要は増え続けています。ところが、ジャイロセンサは加速度センサや地磁気センサなどと比較しても消費電流が大きく、消費電力がネックになるアプリケーションへの採用やジャイロセンサを常時オンしたいアプリケーションの開発への課題となっていました。
 Kionixは、MEMSセンサにおけるリーティングカンパニーとして、加速度センサやジャイロセンサ、それらを組み合わせたコンボセンサのラインナップ拡充を進めており、モバイル機器の課題に注目。昨年開発した6軸加速度・ジャイロコンボセンサ「KXG03」をベースに、今回さらなる低消費電流化を実現する新製品の開発に成功しました。

<製品ラインアップ>
 6軸コンボセンサ(3軸加速度センサ+3軸ジャイロセンサ)

 *添付の関連資料を参照

以上





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