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ムンディファーマ、20歳以上の男女を対象にした「痛み」に関する調査結果を発表
「痛み」に関する大規模調査「Pain in Japan 2010」実施
(1) 日本成人の慢性疼痛保有率は約22.5%と推計
(2) 慢性疼痛をもつ患者の痛みは、7割が適切に緩和されず
ムンディファーマ株式会社(日本 本社:東京都港区、社長:木村龍也、以下「ムンディファーマ」)は、2010年6月〜7月にかけて、慢性的な痛み(慢性疼痛(*))をもつ患者の割合、およびその治療実態/患者意識を把握するため、20歳以上の男女(1次調査41,597名、本調査5,998名)を対象とした大規模調査を実施しました。
その結果、日本成人の4.4人に1人にあたる約2,315万人が慢性疼痛を有していることが明らかになりました。また、慢性疼痛をもつ患者の痛みは、7割が適切に緩和されておらず、2004年の調査(**)から6年経た今も「痛み」が適切にコントロールされていない現状が明らかになりました。
主な調査結果は以下の通りです;
■慢性疼痛の保有率:日本成人の4.4人に1人は慢性的に「痛み」を抱えている。慢性疼痛を保有する患者数は成人人口の22.5%に相当し、約2,315万人存在すると推計される。
<慢性疼痛患者の実態>
■痛みの病名・症状:慢性疼痛の原因となっている病名・症状は、腰痛(55.7%)、四十・五十肩、肩こり(27.9%)、頭痛・片頭痛(20.7%)
■痛みに関する考え:約7割の人が、やる気の喪失、精神的なストレスを感じている。
■痛みによる日常生活の中断:過去6ヵ月間で痛みのために休んだ日数は、仕事9.8日、学校6.5日、家事17.9日(1日以上休んだ人における平均日数)。
■痛みは緩和されているか:慢性疼痛をもつ患者の多くは、満足いく程度に痛みが緩和されていない(痛みが満足いく程度に緩和されているかの問いに対し、「はい」との回答は29%)。
■治療意向:約7割の人が「新しい治療があれば試してみたい」と考えている。
*本調査における慢性疼痛の定義:いずれかの疾患で、「最初に痛みを感じてから現在までの期間が3ヵ月以上「慢性的な痛みを一番最近感じた時期が1ヵ月以内」「慢性的な痛みの頻度が週2回以上」「慢性的な痛みの度合い(10ポイント)が5ポイント以上」に該当するもの
**服部政治ほか:日本における慢性疼痛を保有する患者に関する大規模調査:ペインクリニック 25(11),1541−1551,2004
ムンディファーマ プレスリリース:http://www.mundipharma.co.jp/topics/pressrelease/index_2.html
<ムンディファーマについて>
ムンディファーマ株式会社は、日本において疼痛治療を専門領域とする製薬会社です。未だ満たされていない高い医療のニーズある領域で革新的な治療薬を開発し、いち早く医療現場に提供していくことで、患者さんの生活の質の向上と延命に貢献することをミッションとして掲げております。このような治療薬を継続的に提供し、医療の進歩に貢献できる会社になることをビジョンとしております。
詳細については、こちらをご参照ください。
http://www.mundipharma.co.jp/index.html
※以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照