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三井物産と藤森工業、インドネシアで医薬包材製造事業に参画
インドネシアで医薬包材製造事業に参画
三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)と藤森工業株式会社(本社:東京都新宿区、社長:布山英士、以下「藤森工業」)は、インドネシア証券取引所上場企業であるPT.Champion Pacific Indonesia Tbk(以下「PT チャンピオン・インドネシア」)を共同で買収することを決定し、本日、株式譲渡契約書を含む関連契約の締結を完了しました。
三井物産と藤森工業は、まずPT チャンピオン・インドネシアの株式79.42%を所有するPT Kingsford Holdingsの全株式を取得します。その後、PT チャンピオン・インドネシアの一般株主持分20.58%に対して公開買付を実施し、PT チャンピオン・インドネシアの完全子会社化を行うことを目指しています。最終的な出資総額は約70億円(*)、出資比率は三井物産40%、藤森工業60%を想定しています。
PT チャンピオン・インドネシアは1975年の設立以来、インドネシアの多数の製薬企業に医薬包材を供給しています。インドネシア大手製薬企業とは30年以上にわたる取引実績を持ち、年間売上高は50百万米ドル(約53億円)です。
インドネシアでは、経済発展に伴う経済中間層の拡大に加えて公的医療保険制度導入により、医薬品市場の高い成長性が見込まれます。この有望市場において、優良な地場製薬企業との取引基盤に、藤森工業が持つ医薬包材の企画・開発力と、三井物産がアジア・オセアニア地域で持つ医療従事者との顧客基盤を掛け合わせることにより、既存事業の拡大に加え、多様な新規事業の展開が可能となります。
三井物産はこれまでも、長年にわたりアジアを中心に食品・日用品向け包材原料の販売に従事してきました。今回、成長著しいインドネシアにおける医薬包材製造事業へ参画することにより、同国の医薬包材の品質と生産性を高め、同地域の医療発展に貢献していきます。
(*)総額には、PT チャンピオン・インドネシア傘下子会社であるPT Avesta ContinentalとPT Indogravureの少数株主持分の取得金額を含みます。
1.買収対象会社の概要
名称:PT Champion Pacific Indonesia Tbk
<ピーティー・チャンピオン・パシフィック・インドネシア・ティービーケー>
所在地:インドネシア西ジャワ州ブカシ市
設立年月日:1975年10月30日
代表者の役職・氏名:取締役社長 Antonius Muhartoyo<アントニウス・ムハルトヨ>
従業員数:689名
資本金額:48,610,225,000 インドネシアルピア(約4億円)
出資構成:PT.Kingsford Holdings:79.42%、PT Kalbe Farma:5.4%他
事業内容:医薬品用途向けを中心とする軟包材製造および販売
2.当社出資内容
出資比率:藤森工業60% 三井物産40%
当社出資金額:約26百万米ドル(約28億円)
※出資スキーム図・参考画像は添付の関連資料を参照
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