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大成建設、岩綿吸音板へ有孔フィルムの直貼り工法「T−Silent Film」を開発

2016-05-20

岩綿吸音板へ有孔フィルムの直貼り工法「T−Silent Film」を開発
天井、壁面への施工により、室内空間での優れた意匠性と吸音性を実現


 大成建設株式会社(社長:村田 誉之)は、スリーエム ジャパン株式会社(社長:三村 浩一)の協力のもと、岩綿吸音板の表面に有孔フィルム(※)を直貼りする工法「T−Silent Film」を開発しました。本工法の適用により、室内空間での優れた意匠性と吸音性の実現が可能となります。

 オフィスなどの天井内装仕上げ材には、室内の響きを抑制して話し声を聞き取りやすくするため、一般的に吸音材として表面に細かい窪みのある岩綿吸音板が用いられています。しかし、岩綿吸音板やその他の有孔板、あるいは表面が布状の材料など吸音性のある仕上げ材は表面のデザインが限定され、意匠性を考慮した空間には適用しにくいという課題がありました。

 そこで、当社は、豊富な色柄、デザインを揃えた既存フィルムに微細な有孔加工を施したフィルムを岩綿吸音板に直接貼り付ける工法「T−Silent Film」を開発しました。

 本工法では、下地処理をした岩綿吸音板に有孔フィルムを直に貼るだけで容易に施工できるため、天井の種類(在来天井、システム天井)に関係なく適用でき、壁面にも貼り付けが可能です。また、有孔フィルムの貼り付けにより岩綿吸音板の表面開口率は低下するものの、施工後の吸音性は、話し声の聞き取りに影響がある800Hz帯域の周波数帯までは岩綿吸音板の吸音性を上回り、良好な状態を確保できます。

 今後、当社では、意匠性が重視されるオフィス空間などを主体に適用拡大を図るとともに、空間演出のための内装の新設・改修に対しても、「T−Silent Film」を積極的に提案していきます。

 ※有孔フィルム
 岩綿吸音板の吸音性を活かすために、既製品の「3M(TM)ダイノック(TM)フィルム」に直径0.4mmの微細な有孔加工を施した厚さ0.2mmのシール構造を持つフィルムで、単色、木目、メタリックなど755種類の色柄、デザインを揃え、耐久性に優れる。


 *参考画像は添付の関連資料を参照





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