エムキューブ、医療機関などの関係組織が共同利用できる「治験ラーニングサイトパッケージ」を提供開始

エムキューブ、治験・臨床研究における情報共有と
コミュニケーションをサポートする
「治験ラーニングサイトパッケージ」を提供開始


　エムキューブ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：新井浩二、以下エムキューブ）は、製薬業界における臨床試験（治験）・臨床研究で、製薬企業やCRO（受託臨床試験実施機関）、医療機関などの関係組織が共同利用できる「治験ラーニングサイトパッケージ」を、２０１６年４月より提供開始いたします。治験・臨床研究に関わる情報の一元管理と共有に加え、関係者が一同に集まるキックオフカンファレンス、プロトコール確認ミーティングなどの双方向性の高いコミュニケーションをWeb上で実施いただけるパッケージサービスです。これまで関係者が対面で実施していた情報共有やカンファレンスを全てWebで実現できるため効率化が可能となり、移動コストや移動時間を抑え、治験・臨床研究のスピーディな進行を実現いただけます。すでに２社で採用を決定いただき、今月から利用開始いただきます。また本パッケージは、エムスリーグループが推進している「治験のe化」（※１）においてコミュニケーションの観点からアプローチするもので、同グループの治験・臨床研究支援事業の付随サービスとしても提供されます。

　＊参考画像は添付の関連資料を参照


■背景
　日本の製薬業界では、グローバルでの医薬品開発競争とパテントクリフへの対策として、治験・臨床研究にかかる膨大な時間を削減し、スピードとコストを改善させることが重要な事業課題の一つとなっています。スピーディな進行を妨げ、コスト増加につながっている一因として、製薬企業、CRO、医療機関の間の情報共有、カンファレンスやミーティングなど頻発するコミュニケーションが、各地域・各機関への個別訪問による対面コミュニケーションのみで実施されている点が挙げられます。

　エムキューブは、これまで、医薬品のプロモーションフェーズにおいて、製薬企業と医師の間のコミュニケーションをWeb上で実施し、情報共有の効率化を実現するWeb講演会サービスなどを提供してまいりました。治験・臨床研究フェーズにおいても同様のニーズがあることから、新たに、同フェーズに特化したサービスを提供してまいります。


■「治験ラーニングサイトパッケージ」とは
　「治験ラーニングサイトパッケージ」は、製薬企業やCROにおける治験・臨床研究担当者、協力医療機関の医師などの関係者が共同利用いただけるパッケージサービスです。治験・臨床研究単位で、参加者管理が可能な専用ポータルサイトを構築し、同サイトを介して、資料や録画コンテンツなどによる情報共有が可能です。また、ポータルサイト上でカンファレンスやミーティングなどを開催し、質疑応答などもある双方向性の高いコミュニケーションをWebで実施いただけます。関係者のポータルサイトへの滞在時間や各コンテンツの閲覧時間から、個別訪問による対面コミュニケーションでは難しかった、関係者個人の習熟度を測ることも可能です。関係者間のコミュニケーション頻度を高め、適切なタイミングで情報共有することができ、治験・臨床研究の効率的な進行と、時間やコストの削減を実現します。


【「治験ラーニングサイトパッケージ」の主な特徴】
　（１）製薬企業、CRO、協力医療機関の関係者間において双方向性の高いコミュニケーションが可能。
　　Web上でカンファレンスやミーティングを実施いただけるビジュアルコミュニケーションサービスの提供に加えて、カンファレンス運営自体をサポート。また、本パッケージは、株式会社ブイキューブが提供するビジュアルコミュニケーションサービス「V−CUBE」を採用。
　（２）治験・臨床研究内容の理解促進に関する動画コンテンツの制作から配信までをトータルサポート。
　（３）会員管理機能による個人単位でのアクセスログの取得と習熟度管理が可能。


　なお、エムキューブは、２０１６年４月２０日（水）から２２日（金）に東京ビッグサイトで開催される、第１回「ヘルスケアIT２０１６」に出展いたします。「治験ラーニングサイトパッケージ」も、会場で展示いたしますので、是非お立ち寄りください。
　http://www.healthcarejapan.com/


　（※１）「治験のe化」とは、ITを活用することで治験の様々なオペレーション業務を効率化する、または、今まで出来なかったことを実現することで、治験のスピード向上とコスト削減を目指しています。エムスリーグループ全体での取り組みです。


【会社概要】
　商号：エムキューブ株式会社
　URL：http://m3cube.co.jp