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DOWAホールディングス子会社、インドで自動車向けアルミ溶解炉の製造・販売を開始

2016-03-31

インドにおいて自動車向けアルミ溶解炉の製造・販売を開始


 当社(東京都千代田区外神田4丁目14番1号 資本金:364億円 社長:山田 政雄)子会社のDOWAサーモテック(株)(愛知県名古屋市瑞穂区浮島町19番1号 資本金:10億円 社長:住田 敏郎)は、アルミ溶解炉製造大手の三建産業(株)(広島県広島市安佐南区伴西3丁目1番2号 資本金:95百万円 社長:大田 公生)と技術提携し、インドにおいて自動車向けアルミ溶解炉の製造・販売を開始します。

 インドは、その人口規模や地理的条件などから自動車産業の拡大が続くと見込まれています。日系や欧米系自動車メーカーの進出が進み、インドの年間自動車生産台数は2015年の400万台から2020年には700万台に増加する見込みです。また、現在はインド製自動車の半数以上に鋳鉄製エンジンが採用されており、今後は燃費向上のため車体の軽量化が進み、エンジンをはじめとした自動車部品へのアルミの採用が加速していく見込みです。

 DOWAサーモテック(株)は、日本国内に加え米国、タイ、中国、インド、インドネシアメキシコの各拠点において、自動車向けを中心とした熱処理事業を展開しています。インド子会社のHIGHTEMP FURNACES Ltd.(以下、HTF)は業歴30年におよぶインドでもトップクラスの熱処理メーカーとして、国内5拠点において熱処理炉の製造販売およびメンテナンス、さらに熱処理受託加工サービスと幅広く事業を展開しています。

 三建産業(株)は、アルミ溶解炉の分野で、海外を含め1,000基以上の納入実績を有する世界的にもトップクラスの企業です。アルミ溶解炉は自動車向けのアルミ部品の鋳造工程などに導入される設備であり、今回の技術提携により、三建産業(株)はHTFに対して、「タワー型アルミ溶解炉」、「アルミ切粉溶解炉」、「ブリケット切粉溶解炉」、またそれらを組み合わせた「コンビネーション型溶解炉」、付帯装置の「エコキルン切粉乾燥装置」に関する製造技術を供与します。HTFは、充実したアフターサービス網や販売チャネルを活用して、2016年度から上記設備の製造販売を開始します。

 DOWAサーモテック(株)は、今回の技術提携によりインドの自動車関連アルミ分野へ参入するとともに、東南アジアや北中米など、引き続き自動車産業の成長が見込まれる地域を中心に事業を拡大していきます。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照


【アルミ溶解炉およびアルミ切粉溶解炉、付帯設備の概要】
 ・タワー型アルミ溶解炉
  固形のアルミインゴットおよび不良製品などをタワーで予熱後、加熱・溶解するための省エネ型アルミ溶解設備

 ・アルミ切粉溶解炉
  鋳造・切削工程などで発生するアルミの切粉を原料として再利用するために溶解する設備

 ・ブリケット切粉溶解炉
  鋳造・切削工程などで発生するアルミの屑をブリケット化したものを原料として再利用するために溶解する設備

 ・コンビネーション型溶解炉
  タワー型アルミ溶解炉にアルミ切粉溶解やブリケット溶解を組み合わせた設備

 ・エコキルン切粉乾燥装置
  切削剤で濡れた切粉を溶解前に乾燥処理するロータリーキルンおよび発生ガスを焼却無害化する設備。
  特長として、発生する燃焼熱を乾燥処理の必要熱量の一部として有効活用できる点がある


以上



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