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EMCジャパン、低いレイテンシの共有ストレージシステム「EMC DSSD D5」を発表
EMCジャパン、「DSSD D5」ラックスケール フラッシュ アプライアンスを発表
現在も将来も、データ/パフォーマンス集中型のワークロードをサポート
2016年3月2日、東京発:
EMCジャパン株式会社(略称:EMCジャパン、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大塚 俊彦、URL:http://japan.emc.com/)は、本日、現在の市場で最も低いレイテンシの共有ストレージシステム「EMC DSSD(ディエスエスディ)D5」を発表しました。「DSSD D5」は業界をリードするオールフラッシュアレイよりも最大10倍の高速性を発揮し、ラックスケールフラッシュ(以下、RSF)の新しいハイパフォーマンス ストレージのカテゴリをリードする存在となります。
「DSSD D5」を導入した企業は、ラックサーバーで大容量のフラッシュを市場で最も低いレイテンシで利用することが可能になります。
「DSSD D5」によって、既存のハイパフォーマンス アプリケーションがさらにパワフルになり、より多くのデータをより高速に分析できるようになります。また、これまでパフォーマンスの観点から実現できなかった複数アプリケーションのホスティングも可能になります。ストレージの高速化が劇的な効果を発揮する例として、リアルタイム分析やゲノム研究、不正検出、証券モデリング/シミュレーション、リスク分析をはじめとする数多くのアプリケーションがあります。
「DSSD D5」は、広大な帯域幅、高IOPS、低レイテンシのデータ処理が必要なあらゆる領域に劇的な効果をもたらします。
●EMC DSSD D5ラックスケール フラッシュ ソリューション
「DSSD D5」は、ストレージ テクノロジーの飛躍的な進歩を代表するソリューションとして、超高密度、ハイパフォーマンス、高可用性、超低レイテンシの共有フラッシュ ストレージを最大48クライアントに提供します。また「DSSD D5」はPCIe Gen3を通じて各ノードに接続し、NVMeテクノロジーを活用することでPCIアタッチ フラッシュのパフォーマンスを提供します。これと同時に、コンピューティング環境から分離したスタンドアロン アプライアンスとして、共有ストレージのメリットも提供します。これらの結果として次世代のパフォーマンスを提供するとともに、平均100マイクロ秒の低レイテンシ、100GB/sの高スループット、最大1,000万のIOPSを実現します。
EMCが開発した全く新しいアーキテクチャを具現化した「DSSD D5」には、ハードウェアとソフトウェアの両方にさまざまな技術が組み込まれています。
「DSSD D5」の主な特長は次の通りです。
・パフォーマンス中心のアーキテクチャ
−業界初となるフラッシュへのダイレクト メモリ アクセス(DMA)、セグメント化したコントロールとデータ プレーン
−埋め込みの低レイテンシ ファブリックを通じた高帯域幅コネクティビティ(接続性)
−柔軟なデータ アクセス(ブロック、オブジェクト、キーバリュー)
・密度の高い共有フラッシュ プラットフォーム
−マルチホスト コネクティビティ
−密度の高いフォームファクタで大容量を提供
−一元管理可能
・エンタープライズ レベルの信頼性
−SPOF(単一障害点)ゼロ
−冗長コンポーネント
−フォルト トレラントなデータ保護
・柔軟なデータ アクセス
−カスタム アプリケーション統合用のダイレクト メモリAPI
−既存のデータベース アプリケーションとの互換性を確保するブロック ドライバ
−特定のアプリケーション向け(リリース時はHDFS、その後順次拡張)の、DSSDまたはパートナーが構築したDSSD APIプラグイン
●ターゲット市場
ハードウェアとソフトウェア両方のイノベーションを統合した「DSSD D5」によって、企業は幅広いアプリケーションにおいて短時間で価値を手にすることができます。「DSSD D5」は、時間が重要な意味を持つワークロードとデータセットにメリットをもたらします。代表的なターゲット アプリケーションは以下があげられます。
・ハイパフォーマンス データベースおよびデータ ウェアハウス
(Oracle、PostgresSQL、など)
・大規模並列処理データベース(Netezza、Greenplum、など)
・Hadoopベースのハイパフォーマンス アプリケーション
(Hbase、さまざまなSQL−on−Hadoop環境、Sparkを含む)
・ハイパフォーマンス カスタム アプリケーション(SAS、GPFSなど)
業界別市場としては、まずは、金融サービス、政府官公庁、ITおよび通信、メディア、特定のハイパフォーマンス コンピューティング リサーチを含む各業界をターゲットとして展開します。医療やその他の業界についても、ハイパフォーマンス ストレージに対するニーズ次第で提供していきます。
●卓越した価値を提供
「DSSD D5」によって、企業はハードウェアとソフトウェアのパフォーマンスにおける障害を完全に取り払い、アプリケーション統合フラッシュのメリットを完全に引き出すことが可能になります。また、フラッシュ ストレージが提供できるパフォーマンスと容量のすべてを活用できるようになり、データ/パフォーマンス集中型の既存アプリケーションの能力を最大限に引き出すだけでなく、常に増え続けるデータとコンピューティング パワーのメリットを活用できる次世代アプリケーションへの移行も簡単に実現できます。
「DSSD D5」によって、現在使用している既存のアプリケーションの処理速度が高まり、アプリケーション オーナーはこれまでは不可能だった新しいアプリケーションを構築することが可能になります。「DSSD D5」は、ストレージ テクノロジーの飛躍的な進歩を代表するソリューションです。
「DSSD D5」の主な導入メリットは次の通りです。
・競争における俊敏性の向上
−リアルタイム分析によって、運用環境のダウンタイム ゼロで意思決定を促進
−大規模なデータセットの分析によって、より包括的な成果を挙げるとともに意思決定支援を強化
−複雑な問題を分析するとともに、複数の複雑な分析とワークロードを同時に実行
−従来型のデータベースと次世代データベースのパフォーマンスを向上
・ビジネス イノベーションの促進
−新しいリアルタイム アプリケーションとサービスを構築
−アプリケーションのリアルタイム化およびバッチによる事業成果の向上
・TCO(総所有コスト)の削減
−共有フラッシュ プラットフォームを基盤にした業界をリードするIOPSとスループットによって、TCOの削減とデータセンターの省スペース化を実現
−従来のオールフラッシュ製品と比較して、最大10倍のIOPS、40%のTCO削減
●価格と提供について
■価格:個別見積もり(最小構成:2TBx18フラッシュモジュール、2xDSSDクライアントカード(PCIe)、ホスト接続用ケーブル、プレミアハードウェアサポート3年)
■提供開始時期:2016年3月2日
■提供について:EMCジャパンおよびEMCジャパンのビジネスパートナーから提供します。
※製品画像は添付の関連資料を参照
■EMCジャパン株式会社について
EMCジャパンは、情報インフラの卓越したテクノロジーとソリューションの提供を通して、日本のお客様の情報インフラの課題解決をご支援し、あらゆる規模のお客様のビジネスの継続と成長、さらにビジネス価値の創造に貢献致します。
http://japan.emc.com/
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