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ソフトバンクなど、LTE高速無線中継回線の実用化に向けた検証試験に成功

2016-02-19

通信衛星を利用したLTE高速無線中継回線の
実用化に向けた検証試験に成功
〜2016年中に商用環境でのサービス提供を目指す〜


 ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)とGilat Satellite Networks Ltd.(以下「Gilat」)は、基地局とコアネットワークを中継する回線に衛星回線を利用して、LTEサービスを提供する検証試験を実施し、実用化に向けた技術の開発に成功しましたのでお知らせします。これにより、基地局までの固定回線の設置が困難な地域などでも、低コストで高速無線通信サービスの提供が可能となります。2016年中に商用環境でのサービス提供を目指します。

 ソフトバンクは、伝送路に衛星通信を利用し、固定通信や移動通信の設備の建設が困難な地域において、コスト効率の良い移動通信サービスの提供を実現(※1)してきました。今回ソフトバンクは、Gilatの高速衛星通信システム「SkyEdge II−c」の開発に企画段階から協力し、共同で技術開発と検証作業を行ってきました。その結果、実際の端末での利用における回線速度として、従来の衛星通信では実現が難しかった下り100Mbps以上(※2)の高速通信を実現することができました。

 今回の検証試験の成功にあたり、ソフトバンク 専務取締役 兼 技術統括の今井 康之は、次のように述べています。
 「今回の技術により、固定回線が敷設困難な山間部や離島などの地域においても、安価かつ短期間で、高速なLTEサービスを提供することが可能になりました。当社では、同地域で衛星回線を利用する基地局を設置していますが、そこでもLTEが利用できるようになります。また、国内での利用だけではなく、米国子会社であるSprintのモバイルネットワークでも応用されることを期待しています。この技術が世界のデジタルデバイド解消に役立つことを願っています」

 また、Gilat 会長 兼 CEOのDov Baharavは次のように述べています。
 「Gilatはモバイル事業者向けの衛星を利用した4Gモバイルバックホール技術において先駆者です。今回の新しい技術によって、モバイル事業者は短期間で4Gサービスのカバレッジを実現することが可能になります。われわれはソフトバンクのような世界的な通信事業者と共同で作業し、同社がさまざまな地域で高速モバイルサービスを提供することができるようになったことに、大変興奮しています」


[注]
 ※1 2013年8月29日のプレスリリース通信衛星を利用し低コストでエリア化する実証実験に成功」をご覧ください。
 ※2 実際の携帯端末を利用したFTPのダウンロード試験において。

 ※2015年7月1日付でソフトバンクモバイル株式会社からソフトバンク株式会社へ社名を変更しました。


 ・SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。



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