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富士電機、パワー半導体の高速ディスクリートIGBT「High−Speed Wシリーズ」を発売

2015-12-21

高速ディスクリートIGBT「High−Speed Wシリーズ」の発売について


 富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、パワー半導体の新製品として、高速ディスクリートIGBT(※)「High−Speed Wシリーズ」を発売しますのでお知らせいたします。
 ※ディスクリートトランジスタダイオードといった単機能半導体素子
  IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ


1.背景
 パワー半導体は、インバータ無停電電源装置、パワーコンディショナなどの産業機器や、電気・ハイブリッド自動車、通信機器等に搭載され、省エネや電力の安定供給を実現するキーデバイスです。
 ディスクリートIGBTが使われる産業機器や通信機器の市場規模は、2016年に約500億円、以降年率5%で成長することが予測されています(出典:IMS)。
 近年、世界的なエネルギー需要の拡大を背景に、こうした産業・通信機器に対する省エネへの要求が高まっています。また、機器自体の小型・省スペース化が強く求められています。
 今般、こうした市場ニーズに応える高速ディスクリートIGBT製品の販売を開始します。


2.製品の特長
(1)電力損失を低減し省エネに貢献
 パワー半導体は、スイッチング(電気のオン/オフの切り換え)を細かく繰り返すことで、直流から交流への変換や、電圧の制御などを行います。今回の製品は、IGBTチップの厚みを薄くし微細化することで、従来製品(High−Speed Vシリーズ)に比べて、スイッチング動作時の電力損失(ターンオフ損失)を約40%低減しました。これにより、搭載機器の省エネと電力コスト削減に貢献します。

 *参考画像は添付の関連資料を参照


(2)機器の小型化を実現
 スイッチング動作時の損失を低減(発熱抑制)することで、従来製品(20kHz程度)に比べて高いスイッチング周波数(※)(20kHz〜100kHz)への対応を実現しました。これにより、搭載機器の周辺部品(コイルやトランス)を小型化でき、機器本体の小型化とトータルコスト低減に貢献します。
 ※1秒間当たりのオン/オフの切り替え回数


3.製品仕様と発売時期

 *添付の関連資料を参照


【参考】ラインアップと主な仕様

 *添付の関連資料を参照


◆製品に関するお問い合わせ先
 富士電機株式会社 営業本部
 半導体統括部 営業第三部
 03−5435−7152


以上



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