Article Detail
JR東日本、東京駅中央通路と北自由通路間の改良工事に着手
東京駅北通路周辺整備について
○JR東日本では、「東京駅が街になる」という「Tokyo Station City」のコンセプトのもと、丸の内駅舎の保存・復原、グラントウキョウノースタワー・グラントウキョウサウスタワー・グランルーフの開業、八重洲駅前広場の整備など、東京駅構内・駅周辺の整備を順次進めてまいりました。
○2012年に着手しました改札内北通路の改良工事とあわせ、今回、中央通路と北自由通路間の改良工事に着手します。
○これにより、バリアフリールートの増設、待合広場の開設をはじめとした駅サービス機能の強化、新たな店舗展開等により、利便性・快適性の向上、魅力的なエキナカの展開を図り、日本の表玄関にふさわしい駅へと更なる進化を図ってまいります。
○2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前の完成を目指し工事を進めてまいります。
1 整備の概要
今回新たに中央通路と北自由通路間において、地下1階の新設および1階の改良工事に着手します。これによりバリアフリールートの増設、待合広場の開設をはじめとした駅サービス機能の強化、新たな店舗展開等の整備を進め、国内外のお客さまに、更に心地よくご利用いただける環境を整えてまいります。
2 利便性・快適性の向上
(1)北通路の改良【別紙1】
丸の内北口と八重洲北口の改札内を結ぶ北通路は2012年から改良工事に着手しておりますが、2020年の全体完成時には幅員12mとなる明るく開放感のある通路として整備します。
また、北通路と各在来線ホームを結ぶエスカレーターを整備します(整備済みの中央線ホームを除く)。
<参考:北通路整備概要>
*添付の関連資料を参照
(2)バリアフリールートの増設【別紙1】
中央通路・北通路から利用しやすい位置に、地下1階〜1階〜ホーム階を結ぶエレベーターの整備を行います。これにより、従来エレベーターの乗り換えが必要であった地下1階と山手線・京浜東北線・東海道線の各ホームを、直通で往来できます。
また、新幹線中央乗換口前の段差に対応したエレベーターを整備します。従来はスロープのご利用が必要でしたが、地下1階から新幹線中央乗換口前まで、直通での往来も可能となります。
(3)駅サービス機能の向上【別紙1、別紙2】
中央地下通路沿いに、吹抜けのあるシンボリックな空間を持つ「地下中央待合広場(仮称)」(約500m2)を整備します。待合機能を強化するとともに、時節に応じた賑わい・魅力を創出するための情報発信・イベント等も行います。
「地下中央待合広場(仮称)」の周辺に、ベビー休憩室及び免税カウンターを新設するとともに、改札内トイレやステーションコンシェルジュ、外貨両替の再配置を行い、駅サービス機能の向上を図ります。
3 賑わいのある魅力的なエキナカの展開【別紙1、別紙2】
北通路周辺の1階既存店舗を一新するとともに、新たに生み出されるスペースに魅力的な店舗を設置します。また、新たな店舗展開に際しては、着席ニーズに対応した飲食店舗の拡充をはじめ、幅広いお客さまのご期待に、より細やかにお応えしてまいります。
なお、本工事に伴い、ノースコート全体、セントラルストリート(一部店舗)等につきましては、2016年2月頃より順次営業を終了する予定です。
■全体 整備概要
・所在地:東京都千代田区丸の内1−9−1 JR東京駅地下1階、1階改札内外
・整備面積:約17,600m2(駅サービス施設、コンコース、自由通路、店舗等)
・昇降設備:
エレベーター3基(地下1階〜1階〜ホーム階)
段差対応エレベーター1基(地下1階〜1階〜新幹線中央乗換口前)
エスカレーター4基(地下1階〜1階)
エスカレーター9基(1階〜ホーム階)
・駅サービス施設:
待合広場(約500m2)、ベビー休憩室、免税カウンター、地下1階改札口
〔再配置〕改札内トイレ、ステーションコンシェルジュ、外貨両替
・店舗面積:約6,300m2
・店舗業種:飲食、食物販、雑貨等
・店舗開発運営:(株)鉄道会館
*以下の資料は添付の関連資料「参考資料」を参照
・[位置図]
・[完成時イメージ]
・【別紙1】[東京駅北通路周辺整備計画]
・【別紙2】[完成時イメージ]