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矢野経済研究所、クレジットカードショッピング市場に関する調査結果2015を発表
クレジットカードショッピング市場に関する調査結果2015
■調査要綱
矢野経済研究所では、次の調査要綱にてクレジットカードショッピング市場の調査を実施した。
1.調査期間:2015年5月〜9月
2.調査対象:国内の主要クレジットカード発行会社、スマートデバイス決済ソリューション提供事業者等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e−mailによるヒアリングを併用
<クレジットカードショッピング市場とは>
本調査におけるクレジットカードショッピング市場規模は、国内のクレジットカード会員が国内外にてクレジットカードを使用したショッピング取扱高ベースで算出した。
■調査結果サマリー
◆2014年度のクレジットカードショッピング市場は約46兆円、前年度比109.6%と拡大基調
2014年度のクレジットカードショッピング市場規模(クレジットカードショッピング取扱高ベース)は約46兆円(前年度比109.6%)であった。カード会社各社によるクレジットカードの稼働率向上への取組みに加え、EC市場の拡大によるクレジットカードの利用領域拡大や、公共料金分野をはじめ、学費や家賃の支払、冠婚葬祭などの生活関連分野での利用機会の拡がりにより、堅調に拡大している。
◆進化を続けるスマートデバイス決済端末ソリューションビジネス
2013年以降、スマートデバイスを決済端末として活用する決済ソリューションが普及拡大している。従来、クレジットカード決済サービスを導入できなかった小規模事業者に加え、飲食店チェーンやレストランでのテーブル決済をはじめ、個人事業主や個人でも導入が増えている。また、2014年以降、決済ソリューション提供事業者は、相次いで、IC化に対応した決済端末の提供を開始しており、加盟店も安価で簡単にIC化対応を進めていくことが可能になるため、IC化推進の機運が高まると考える。
◆キャッシュレス化の推進やFinTech関連スタートアップの台頭を背景に、2020年度のクレジットカードショッピング市場は約75兆円に達すると予測
2020年の東京オリンピック開催に向けて、訪日外国人観光客への利便性向上のためにキャッシュレス化推進の機運が高まることや、FinTech(フィンテック)関連のスタートアップ企業による新しい決済ソリューションの提供により、クレジットカードショッピング取扱高は拡大基調を維持していくとみる。加えて、生活関連分野におけるクレジットカード決済の導入が引き続き拡大し、2020年度のクレジットカードショッピング市場規模(クレジットカードショッピング取扱高ベース)は、約75兆円に達すると予測する。
■関連資料
資料名:「2015年版 クレジットカード市場の実態と展望」(http://www.yano.co.jp/market_reports/C57117300)
※リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照