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三井住友海上とウェザーニューズ、「気象情報アラートサービス」に「落雷アラート」を追加
〜「気象情報アラートサービス」に新機能を追加〜
冬季の落雷被害を防止する「落雷アラート」を開始
MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険株式会社(社長:柄澤 康喜)ならびに株式会社ウェザーニューズ(社長:草開 千仁)は、10月30日から、工事保険(※1)と企業火災保険(※2)をご契約のお客さまに提供している「気象情報アラートサービス」に、新機能として「落雷アラート」を追加します。
「気象情報アラートサービス」は、今年6月に提供を開始した業界初のサービスで、お客さまに気象リスクの監視地点と「注意」「警戒」の基準値を設定していただき、基準値を超えた場合にアラートメールを配信するものです。従来は、雨(降水量)・風(風速)を対象としていましたが、今般、被害が拡大しやすい冬季の落雷被害への備えとして雷(落雷)を追加し、サービスの拡充を図ります。
また、「落雷アラート」の開始にあわせて、より便利に本サービスをご利用いただけるよう、当社の公式ホームページ内に専用サイトへのリンクを追加しました。
近年、台風や大雨に加え、突然発生する局地的な雷雨(いわゆるゲリラ雷雨)による被害が全国的に発生しており、こうした気象リスクは企業の経営に大きな影響を与えています。両社は、気象情報の提供を通じて自然災害による被害の防止・軽減に寄与し、企業のお客さまの事業活動を一層支援していきます。
※1:建築オールイン、土木オールイン、※2:プロパティ・マスター
1.「落雷アラート」の概要
(1)開始時期:2015年10月30日
※既に「気象情報アラートサービス」をご利用中のお客さまも、同日以降、「落雷アラート」をご利用いただけます。ただし、配信条件の追加設定が必要です。
(2)利用方法:
[1]「基準値」として、監視地点から落雷位置までの距離を設定(「注意」「警戒」の2段階)。
例)注意=半径30km、警戒=半径10km
[2]「注意」「警戒」の基準値以内の地点で落雷を観測した場合に、お客さまにアラートメールを配信。
[3]専用サイト上では、過去60分の落雷状況や監視地点の落雷状況を随時確認可。
(3)その他:
「降水量」「風速」では予報に基づく情報を、「落雷」では観測に基づく情報を配信します。
なお、北海道・沖縄県等は「落雷アラート」の対象外となります。
2.開発の背景
気象庁の統計によると、年間に発生する落雷のうち、約30%が8月に発生しています。一方で、地域別に見ると、東北地方から北陸地方にかけての日本海沿岸は年間の落雷日数が多くなっており、これは夏だけでなく冬も雷の発生数が多いことが要因です。特に、冬に日本海沿岸で発生する雷は一回あたりの電気量が多く、落雷すると被害が大きくなりやすい特徴があります。
そこで、水災・風災に加え落雷についても、被害を防止・軽減するための事前対策等に役立てていただくべく、「落雷アラート」を開始することとしました。
3.「落雷」メニューの活用例
□建築・工事現場:作業員の安全確保のための作業中止判断
□工場・作業施設:生産・作業中止判断
4.今後の展開
対象となる保険商品やリスクを拡大するとともに、MS&ADインシュアランスグループ内での共同利用等を検討していきます。
以上
■添付別紙:専用サイト画面と「落雷アラート」メールのイメージ
*添付別紙は添付の関連資料を参照
以上