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三菱地所、バーチャルリアリティー技術を活用した営業ツールを住宅・オフィス営業で導入
高精細バーチャルリアリティー画像を活用した
「没入体験型」営業ツールを住宅・オフィス営業で導入
三菱地所株式会社は、バーチャルリアリティー(以下「VR」)技術を活用した営業ツールを、住宅・オフィスの営業場面で導入します。
本ツールの導入にあたっては、VR領域で様々な知見・ネットワークを有する株式会社電通と協働で、オフィスや住宅の高精細全天球パノラマ画像を制作。周囲を上下左右全方向に見回せる画像をヘッドマウントディスプレイ(※)やスマートフォン・タブレット端末に表示し、お客様にお見せして「VR内覧」を行います。自分の動きに連動して、周囲全方向の画像を極めて高い画質で見ることができ、あたかも実物の住宅・オフィスの室内にいるかのような「没入体験」が可能となります。これにより未竣工の物件をよりリアルに体感できるとともに、遠隔地にいて実物の物件を見ることが難しいお客様に対しても、当社グループ物件の商品性を訴求できます。
※頭部に装着して画像や映像を視聴するウェアラブル機器。
住宅事業では三菱地所グループの住まいの総合窓口「三菱地所のレジデンス ラウンジ」(東京都千代田区)に視聴機器を設置し、住まいをご検討のご来場者の方へ「VR内覧」サービスを開始します。現時点では関西圏の分譲マンション・注文住宅計3物件のモデルルーム・ホームギャラリーの素材を提供しており、今後、他エリア物件にも素材を拡大します。また、ビル事業でも現在開発中のオフィスビル「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」の営業場面で導入しています。
■VR営業ツール導入のメリット・狙い:
(1)竣工前の段階でも、商品性をリアルに体感して頂くことが可能となる。(時間的メリット)
開発中のオフィスビルの広さ、天井の高さといった商品性を体感したり、注文住宅の設計過程で、検討中のプランをVRでお見せすることでより具体的なイメージをもって検討できる。
(2)物件実物を見学することが難しいお客様への商品性の訴求が可能となる。(距離的メリット)
海外企業が日本にオフィスを構えるにあたり、VRにより本国スタッフも日本に来ることなく当社物件の内覧を行うことができたり、東京に居住している方が地方のマンションを検討しやすくなる。
(3)住まいの総合窓口「三菱地所のレジデンス ラウンジ」の営業拠点としての機能強化
全国の分譲マンション・注文住宅の3D画像を制作し、「三菱地所のレジデンス ラウンジ」に視聴機器を設置することで、ワンストップで日本各地の住宅を検討できる環境の整備を目指す。
三菱地所グループでは、今後もオフィス・分譲マンション・注文住宅のほか、他の物件タイプについてもVR素材のラインアップを広げることも視野に、お客様への提案力を一層強化してまいります。
■VR素材例:
*添付の関連資料を参照
■VR営業ツールの概要
・全天球パノラマで制作した高画質な物件画像を、ヘッドマウントディスプレイやスマートフォン・タブレット端末で表示。(竣工物件やモデルルーム等は実物の写真を撮影、開発中物件は完成予想CGを制作。)
・営業担当者は、まだ未竣工で実物を見られない物件や、遠隔地にいて物件実物を見ることができないお客様に対し、VR素材を見せることで物件の魅力を訴求。お客様は自分の動きに連動して全方向の画像を見ることができ、あたかも物件実物を見ているかのような「没入」体験が可能。
■住宅事業におけるVR活用
・三菱地所グループの住まいの総合窓口「三菱地所のレジデンス ラウンジ」に、ヘッドマウントディスプレイを設置し、既に多数設置しているiPadとともにVR視聴環境を整備。東京にいながらにして全国のマンション・注文住宅のVR内覧が可能となり、営業拠点としての機能が強化。
・現時点では、三菱地所レジデンスが京都市内で販売中の分譲マンション「ザ・パークハウス 京都鴨川御所東」のモデルルームや、三菱地所ホームの関西圏の注文住宅のモデルハウス2棟を、VR素材として提供(11月中旬予定)。今後、他のマンション・注文住宅でもVR素材を制作し、物件ラインナップを拡大予定。
・三菱地所レジデンスでも、分譲マンションを離れた地域のお客様にご案内する際の活用を検討。
・今後三菱地所ホームの各ホームギャラリーにおいても、VR機器の設置を検討。従来注文住宅の展示場では1ヶ所につき1つの施工例しか展示できないが、VRで他のモデルハウスや過去の施工例をまとめて見せることが可能となり、お客様の検討の幅が広がります。
■「三菱地所のレジデンス ラウンジ」:
住まいの購入・マンション管理・リフォーム・賃貸・売却など、住まいのあらゆるフェーズにおける豊富な情報とサービスを取り揃え、それらをコンシェルジュがお客様のご要望に応じてご案内するソリューション機能とともに、ライブラリー機能、イベント機能を備えた三菱地所グループの住まいに関する情報発信拠点(2013年4月開設)。
*参考画像は添付の関連資料を参照
■オフィスビルにおけるVR活用
・東京都千代田区大手町で開発中のオフィスビル「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」のオフィス営業の場面で活用。エントランスロビー等の共用部や眺望のほか、執務スペースも見せることで、柱が無く整形で使いやすい、という商品性をアピール。
・VRの活用により、従来だとCGの静止画・視点が固定された動画でしか見られなかった開発中オフィスにつき、実際に物件現地にいるような感覚でVR内覧が可能。
*リリース詳細は添付の関連資料を参照