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エプソン、秋田にインクジェットプリンター用ヘッド生産の新工場を建設
秋田エプソンに新工場を建設
インクジェットプリンター用ヘッドの生産能力を約3倍に増強
*完成イメージは添付の関連資料を参照
セイコーエプソン株式会社(本社:長野県諏訪市 社長:碓井 稔、以下エプソン)のグループ会社である秋田エプソン株式会社(本社:秋田県湯沢市 社長:三井 隆、以下 秋田エプソン)は、インクジェットプリンター用ヘッドの生産能力を増強するため、総額約34億円を投資し、2015年11月から新工場の建設を開始します。
新工場は2016年秋に稼働を開始し、将来的には秋田エプソンにおけるインクジェットプリンター用ヘッドの生産能力を現在の約3倍に向上させる予定です。
エプソンのプリンティングソリューションズ事業では、独自のインクジェット技術「マイクロピエゾ技術」を活用し、コンシューマー、オフィス、商業、産業の幅広い分野のお客様に製品・サービスをご提供しています。このたび建設する秋田エプソンの新工場では、大容量インクタンク搭載プリンターやビジネスインクジェットプリンターのコアデバイスとなるインクジェットヘッドの製造・組立を行います。
エプソンの大容量インクタンク搭載プリンターは、新興国などで求められる低印刷コストのご要望に対して、メーカー純正の印刷品質でお応えした新コンセプトの製品です。2014年度の販売数量は前年度比で40%増になるなど好調で、今後もさらなる需要が見込まれます。また高画質・高速のビジネスインクジェットプリンターは、レーザープリンターと比べても印刷コストや消費電力に優れている特長を持ち、オフィス市場の需要は年々高まりを見せています。
秋田エプソンは高い技術力を持つ生産拠点として、国内の研究開発拠点と密接に連携しています。またコアデバイスの生産を通じて得られる先端の生産技術・ノウハウをエプソンの海外生産拠点へも展開することで、グループの総合的なものづくり力の向上に貢献しています。この新工場では、生産設備の内製化や生産ラインの自動化・合理化を進め、さらに高い生産性を実現していきます。
今後もエプソンは、独自の技術を磨き続け、独創のコアデバイスを基にした製品・サービスにより、お客様の期待を超え感動をお届けしてまいります。
■秋田エプソン新工場の概要
所在地:〒012−0801 秋田県湯沢市岩崎字壇ノ上1番地
生産品目:インクジェットプリンター用ヘッドの製造および組立
(大容量インクタンク搭載プリンターおよびビジネスインクジェットプリンター用)
工場面積:建築面積:4,614m2、延床面積:10,528m2
従業員数:30名以上(正規新規雇用)
■秋田エプソン 会社概要(2015年10月1日時点)
会社名:秋田エプソン株式会社
所在地:〒012−0801 秋田県湯沢市岩崎字壇ノ上1番地
代表取締役社長:三井 隆
操業開始:1986年6月20日
従業員数:572名
資本金:8千万円 ※セイコーエプソン株式会社100%出資
事業内容:
・プリンターヘッド部品の製造および組立
・超精密部品・金型具冶工具の製造加工
・ウエアラブル機器の製造および組立
・ウオッチムーブメントの製造および組立
詳細は秋田エプソンのホームページ(http://www.epson.jp/akitaepson/)をご参照ください。
■インクジェットプリンター用ヘッドについて
マイクロピエゾ技術を活用したプリントヘッドは、電圧を加えることで収縮するピエゾ素子の機械的な動きによってインク滴を吐出します。熱を使わないこと、インクの量を正確にコントロールできることに大きな特徴があります。
*参考画像は添付の関連資料を参照
詳細はエプソンの技術ウェブサイト(http://www.epson.jp/technology/core_technology/micro_piezo.htm)をご参照ください。