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三菱商事、フィリピンで工業団地「カビテ・テクノパーク」の開発を開始
フィリピンにおける工業団地「カビテ・テクノパーク」の開発開始のお知らせ
三菱商事株式会社(以下、当社)は、フィリピン大手不動産会社Ayala Land Inc.社(以下、Ayala Land)との合弁会社であるLaguna Technopark Inc.(以下、LTI社)を通じ、同国カビテ州において敷地面積118ha、総事業費約110億円(41億フィリピンペソ(*1))の新規工業団地「カビテ・テクノパーク(Cavite Technopark、以下本プロジェクト)」の開発を開始したことをお知らせ致します。
本プロジェクトは、同国マニラ首都圏で最大のビジネスエリアであるマカティ市から約45キロと至近に所在し、マニラ港やマニラ国際空港へのアクセスも良好である為、輸出加工拠点のみならず内需向けのロジスティクス拠点としても優位な立地にあります。加えて、フィリピン経済特区庁(PEZA)の認可を受けて、入居企業には所得税、関税等の税制優遇を含めた各種優遇措置が適用される予定です。
フィリピンは過去3年間、GDP成長率年6%以上と高い経済成長を遂げています。人口は2014年に1億人に到達、今後も年約2%の人口増加が継続する見通しで、東南アジアに於いて最も成長が期待できる国の一つとされております。これに加え、英語が公用語となっていることから、日系を含む外国企業の進出先として高い注目を集めており、工業団地に対しても旺盛な需要が続いております。
LTI社は、1989年より同国ラグナ州においてラグナ・テクノパーク工業団地(470ha)の開発事業を推進して参りました。現在同工業団地への入居企業は239社、この内日系企業は4割を超え、安定した電力等のインフラ、高いレベルのサービス、メンテナンス等に対して多くの入居企業から好評を得ており、その経済規模も合わせフィリピン国内で高く評価されております。
LTI社、Ayala Land、及び当社は、ラグナ・テクノパークで培った実績とノウハウを生かし、日系を始めとする外国企業の同国への進出、並びに地域における雇用創出と経済発展に寄与する事を目指して参ります。
*1:1フィリピンペソ=2.7円
(参考資料)
<各社・プロジェクトの概要>
(1)三菱商事株式会社
・本社所在地:東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
・創立:1954年7月
・資本金:2,044億円
・事業内容:地球環境・インフラ事業、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の7グループに、ビジネスサービス部門を加えた体制にて幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開。
・売上高:7.7兆円(連結ベース:2015年3月末時点)
・従業員数:71,994名(連結ベース:2015年3月末時点)
・代表者:代表取締役社長 小林 健
(2)Ayala Land Inc.
・本社所在地:フィリピン共和国 マニラ首都圏 マカティ市
・設立:1988年
・資本金:2,886億円(1,069億ペソ、2014年12月末時点)
・事業内容:不動産開発業・賃貸業(在フィリピン大手財閥アヤラグループ中核企業)
・売上高:2,568億円(951億ペソ、2014年12月末時点)
・従業員数:498名(単体ベース:2014年12月末時点)
・代表者:Bernard Vincent O. Dy CEO
(3)Laguna Technopark, Inc.
・本社所在地:フィリピン共和国 ラグナ州 ビニャン
・設立:1989年
・資本金:1.5億円(55百万ペソ、2014年12月末時点)
・事業内容:工業団地開発業・賃貸業
・株主構成:三菱商事25%、Ayala Land Inc.75%
(4)Cavite Technopark 計画概要
・計画地:フィリピン共和国 カビテ州
・工業団地名称:Cavite Technopark
・敷地面積:118ha
・総事業費:約110億円(約41億ペソ)
・スケジュール:第一期竣工2016年7月(予定)
※参考画像は添付の関連資料を参照