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味の素、発酵ナチュラルフレーバー事業で長谷川香料と業務提携

2015-08-22

味の素(株)、長谷川香料(株)と
発酵ナチュラルフレーバー事業において業務提携


 味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、長谷川香料株式会社(社長:近藤隆彦(*) 本社:東京都中央区 以下「長谷川香料社」)と、バイオ・発酵技術を活用したナチュラルフレーバー(以下「発酵ナチュラルフレーバー」)の研究開発・事業化に関して業務提携することで合意に達し、本日、契約を締結しました。

 *社長名の正式表記は添付の関連資料を参照

 当社は100年にわたり味覚や食感の技術により「おいしさ」を追求してきました。食べ物が持つ「おいしさ」は、味覚、食感のみならず、それらの特徴を引き立てるフレーバー(香り)により決定づけられます。フレーバー会社として世界トップクラスの素材・技術を有する長谷川香料社との業務提携により、「おいしさ」自在化技術を深化し、各国のお客様のニーズに合った「おいしさ」の総合的な価値提供を目指します。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照

 フレーバー市場は、グローバルに約1兆4,000億円の規模を有し、安定的な成長を続けています。その中でも、ナチュラルフレーバー市場は、消費者の飲料、食品に対するナチュラル志向を背景に近年成長著しいカテゴリーであり、今後も高い成長が見込まれています。ナチュラルフレーバーは、欧州や米国の法規制において、天然物からの抽出や発酵による生産品と定義されていますが、現在の主流である抽出による方法では原料の確保やコスト面で課題があるため、近年は発酵による製法が注目を集めています。

 長谷川香料社は、「技術立社」の社是のもと、独自の技術をベースとした高品質・高付加価値の調合香料を核に、研究部門と営業部門が連携して顧客の課題を解決するソリューション型営業に注力し、日本のメーカーならではのきめ細かい対応と技術力でグローバルな事業展開を推進しています。一方、当社は、アミノ酸の開発・生産を通じて培った当社独自の先端バイオ・発酵生産技術を保有しています。また、26の国・地域に拠点を置き、食品やアミノ酸、医薬品などさまざまな事業を展開し、当社グループ製品を販売している国・地域は130を超えます。

 長谷川香料社と当社は、事業領域が相互補完的であり、長谷川香料社の保有するフレーバー精製・製剤化技術と当社のバイオ・発酵技術を組み合わせ、また両社の事業基盤を活用することで、スペシャリティ素材である発酵ナチュラルフレーバーの研究開発・事業化を加速します。本業務提携を通じて、数年内での発酵ナチュラルフレーバーの上市とグローバルな事業展開を目指します。また、業務提携の実効性を高めるべく、当社は、第三者割当の方法により長谷川香料社の自己株式900千株(2.11%)を約16億円で引受けます。

 なお、本件が2015年度業績に与える影響は軽微です。


<長谷川香料社の概要>
 (1)会社名:長谷川香料株式会社
 (2)所在地:東京都中央区八丁堀4−6−1 八丁堀センタービル5階
 (3)代表者:代表取締役社長 近藤 隆彦
 (4)会社設立:昭和36年12月
 (5)資本金:5,364百万円
 (6)事業内容:各種香料(香粧品香料、食品香料、合成香料)、各種食品添加物および食品の製造ならびに販売と各品目の輸出入に関する業務
 (7)従業員:1,320名(2014年9月30日現在)
 (8)売上高:44,917百万円(2014年9月期)



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