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積水メディカル、アミノ酸・アシルカルニチン測定用内部標準原液セットを発売
アミノ酸・アシルカルニチン測定用内部標準原液セット「NeoSMAAT(TM)」発売のお知らせ
積水メディカル株式会社(代表取締役社長:田頭 秀雄、本社:東京都中央区、以下「積水メディカル」)は、新生児マススクリーニングにおける濾紙血液検体中のアミノ酸・アシルカルニチン測定用内部標準原液セット「NeoSMAAT(TM)」を8月3日に発売します。
濾紙血液検体中アミノ酸類及びアシルカルニチン類の濃度測定は、新生児の先天性代謝異常等を早期に発見し、適切な対策を講じて障害発生を予防するための有力な手段として全国で実施されています。
「NeoSMAAT(TM)」は、タンデムマス法(MS/MS法)によるアミノ酸及びアシルカルニチン濃度測定のための内部標準原液セットです。本品のアミノ酸内部標準原液中には安定同位体で標識したアミノ酸14種類が、アシルカルニチン内部標準原液中には同標識アシルカルニチン14種類がそれぞれ含まれ、これまでの製品と比べて最も多くの内部標準物質(IS)を有します。
各内部標準原液から調製した内部標準溶液を用いて、濾紙血液検体から抽出操作を行い、タンデムマスでISと測定対象化合物を同時に測定することにより、測定対象化合物とISのイオン強度比から測定対象化合物の濃度を求めることができます。これまでISの溶解操作が必要でしたが、本品は液状の為、希釈操作のみで使用でき、操作性にすぐれています。また、本品に付属するカートリッジカラムを使用することで、測定機器への負荷(汚れ、つまり等)を軽減できます。
積水メディカルは、薬物動態事業において、タンデムマスを利用した生体試料中の薬物濃度測定など、製薬企業が新薬を厚生労働省に申請する際に必要となる、ガイドラインに準拠した試験の受託を実施しています。これらの測定技術を基に開発した「NeoSMAAT(TM)」を製品ラインナップに追加し、新生児マススクリーニング領域への貢献を目指してまいります。
1.製品概要
製品名:アミノ酸・アシルカルニチン測定用内部標準原液セット「NeoSMAAT(TM)」
用途:
新生児マススクリーニングにおける濾紙血液検体(Dried Blood Spots、DBS)中アミノ酸類及びアシルカルニチン類の測定
測定原理:非誘導体化法によるタンデムマス法
使用目的:ヒト濾紙血液
注:本品は体外診断用医薬品ではありません。
・品名・包装・価格:
※添付の関連資料を参照
・別売品:
※添付の関連資料を参照
2.特長
(1)内部標準溶液は液状のため操作性が良好です。
(2)Tetradecenoyl carnitine(C14:1)を含む、28種の内部標準物質を含んでいます。
(3)カートリッジカラムにより機器への負荷(汚れ、つまり等)を軽減できます。
3.製品写真
※添付の関連資料を参照
「NeoSMAAT(TM)」は、積水メディカル株式会社の商標であり、商標登録出願中です。