楽天、技術研究所をシンガポールと米国ボストンに開設

楽天、技術研究所をシンガポールおよび米国ボストンに開設
−モバイルソーシャルおよびAI研究をグローバルに推進−


　楽天株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役会長兼社長：三木谷　浩史、以下　楽天）は、インターネットの未来を予測し、新たなテクノロジーを創出するための研究機関「楽天技術研究所」（所在地：東京都品川区、代表：森　正弥、設立：２００５年１２月）の海外拠点を、シンガポール（「楽天技術研究所　Singapore」）と米国ボストン（「楽天技術研究所　Boston」）に新設いたしましたので、お知らせします。これまで同研究所は、東京以外に２０１０年６月にニューヨークに、２０１４年２月にはパリにそれぞれ設立しており、このたびの新設で４カ国５拠点での展開となります。

　「楽天技術研究所」は、所属する研究者たちの専門性を生かした活動を支援し、インターネット全般における先進技術を革新的なサービスにつなげる研究機関です。同研究所では、インターネット企業の技術研究所として産学連携にも積極的に取り組んでおり、教育機関と人材交流を図りつつ、アカデミックな知識を取り入れながら研究を進めています。今回新設したシンガポールの拠点ではモバイルソーシャル分野を、ボストンの拠点ではAI（人工知能）分野の研究を主にしており、これらをグローバルに推進してまいります。

　「楽天技術研究所　Singapore」は、心理学・モバイルソーシャル分野のエキスパートであるEwa　Szymanska（エワ・シジマンスカ）が研究者チームを率います。研究領域は、心理学、行動科学、モバイルソーシャル分野が主体で、これらの知見に基づいた顧客満足度を高めるインターネットサービスの研究を行い、楽天の各事業にフィードバックし、さらなるサービスの向上を図っていきます。

　「楽天技術研究所　Boston」は、Eコマース企業でチーフサイエンティストとしてデータサイエンティストチームを率いてきたAnkur　Datta（アンカー・ダッタ）が研究者チームを率います。研究領域は、機械学習、深層学習、AI分野が主体で、特に現在進化が著しい人工知能分野の研究を推進し、世界の各開発拠点にいるビッグデータチームとも連携して、ビッグデータ活用のさらなる高度化を図ります。

　また、「楽天技術研究所　Singapore」と「楽天技術研究所　Boston」はともに、シンガポールおよびボストンを中心とした海外の大学・研究機関と積極的に連携し、海外における研究者の採用を進めていきます。その第一弾として、「楽天技術研究所　Singapore」では、本日より、アジア各国・地域のデータサイエンティストを対象として、楽天の子会社で、ビデオストリーミングサービスを世界で展開する、Viki社の保有するデータを用いた課題解決のコンテストである「Rakuten−Viki　Global　TV　Recommender　Challenge」を行います。


■「楽天技術研究所　Singapore」について
　名称：「楽天技術研究所　Singapore」（英表記：Rakuten　Institute　of　Technology　Singapore）
　設立日：２０１５年７月１日
　研究リード：Ewa　Szymanska（エワ・シジマンスカ）
　研究領域：心理学、行動科学、モバイルソーシャル分野


■「楽天技術研究所　Boston」について
　名称：「楽天技術研究所　Boston」（英表記：Rakuten　Institute　of　Technology　Boston）
　設立日：２０１５年７月１日
　研究リード：Ankur　Datta（アンカー・ダッタ）
　研究領域：機械学習、深層学習、AI（人工知能）分野


以上