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共同印刷、酸素吸収フィルムの新タイプ「オキシキャッチ PKF」を開発
共同印刷、酸素吸収フィルム「オキシキャッチ(R)」の新タイプを開発
7月開催「インターフェックス ジャパン」に初出品
共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤森康彰)は、酸素吸収フィルム「オキシキャッチ(R)」の新タイプ「オキシキャッチ(R) PKF」を開発しました。有機系の脱酸素剤を含有し、加熱処理やγ線処理をトリガーとして酸素吸収を促進することができるフィルムです。
オキシキャッチ(R) PKFは、7月1日〜3日まで東京ビッグサイトで開催される「第28回インターフェックスジャパン−医薬品・化粧品・洗剤 研究開発・製造技術国際展−」に初出品します。
従来型のオキシキャッチ(オキシキャッチ(R)ICA)は、無機系(酸化セリウム系)の脱酸素剤を樹脂に含有させ、水分を使わずに酸素を吸収する高機能フィルムです。2010年の開発以来、酸素吸収能力はもちろん、酸素吸収の経過で生じる色相変化によって吸収状況が目視判断できる点などが評価され、医薬・電子部品業界などで採用に向けた評価が進んでいます。
このたび開発した「オキシキャッチ(R)PKF」は有機系の脱酸素剤を樹脂に含有させたフィルムです。酸素吸収による色相変化や加工性に加え、加熱処理やγ線処理を施すことで酸素の吸収を促進する“トリガー機能”を持っており、充填後に熱処理を行う包材などに適しています。また、非金属である有機物を用いることで包材の軽量化も実現しました。焼却残さ(残留物)も減少するため、輸送コストの削減や生産の効率化、廃棄物の削減にも効果的です。
本開発により、よりスピーディな酸素吸収には無機系のオキシキャッチ(R)ICA、穏やかな吸収とトリガー機能による吸収促進には有機系のオキシキャッチ(R)PKFと、用途や製造工程に合わせた選択が可能になりました。
オキシキャッチ(R)PKFは、7月1日から東京ビッグサイトで始まる「インターフェックス ジャパン」に初出展する予定です。なお同展へは、多様な機能材を樹脂に含有させる独自技術で開発した機能性フィルム各種をはじめ、高機能パッケージも展示します。ぜひ当社ブース(東6ホール 33−40)に足をお運びください。
※製品画像・参考資料は添付の関連資料を参照
■「オキシキャッチ(R) PKF」の特長
(1)非金属系:有機系脱酸素剤を含有
(2)トリガー機能:加熱やγ線処理で酸素吸収促進
(3)遮光性:
酸素吸収により半透明から褐色へ色相変化
吸収状況が目視確認でき、遮光性も発現
(4)安全性:厚生省告示370号の試験に適合
(5)加工性:ラミネーションやヒートシールなどの加工が可能
※表資料は添付の関連資料を参照