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ザインエレクトロニクス、車載用サラウンド・ビュー・モニターの新技術を開発

2015-05-20

車載用サラウンド・ビュー・モニター新技術開発のお知らせ
−独自の視点変換アルゴリズムにより高速描画・低コスト化をサポート、軽自動車等に最適−


 当社は高速インターフェースや画像処理の分野で世界をリードするミックスドシグナルLSI企業ですが、この度、当社独自の視点変換アルゴリズムにより、低コストでありながら高速描画が可能な車載用サラウンド・ビュー・モニターの新技術を開発しましたので、お知らせします。

 今回新たに開発したサラウンド・ビュー・モニター技術は、自動車等車体側面に取り付けられたカメラが撮影した画像を、車体上部から見た映像として、高速かつ低コストで構成し直す技術です。撮影された画像を一時的にメモリーに保存しながら上部からの映像に変換し直すため、従来は相当なメモリーが必要でした。当社では独自の視点変換アルゴリズムを開発することにより、必要とされるメモリー容量を従来の約1/4から1/3程度へと抜本的に削減可能とするとともに、撮像から描画までの遅延が少ない高速描画に成功しました。これにより、高級車のみならず、軽自動車・中級車においても高性能サラウンド・ビュー・モニターの適用可能性を拡大することが可能となります。

 また、今回開発したサラウンド・ビュー・モニター技術は、1チャンネルのカメラから4チャンネルのカメラまでを同時に変換することができ、今後さらに多くのチャンネル数に対応することも可能な技術です。今後さらに技術開発を進め、2016年のサンプル出荷につなげていく方針です。

 当社は、車載用インフォテインメントに用いられる高速インターフェース技術、高解像カメラ技術および表示制御技術を用いた各製品を拡販しております。今回、新たに開発したサラウンド・ビュー・モニター技術も、赤外線(Infra−red)機能を搭載した当社製画像処理用LSIであるTHP7312と組み合せることにより、夜間の視認性を向上させることができるほか、霧補正技術を始めとした画像処理技術により様々な状況下での視認性を向上させることが可能です。さらに、当社製の高速インターフェース技術V−by−OneRHSを入出力に用いることにより、高解像デジタル画像伝送時に従来必要とされた配線本数も削減可能です。当社は、今回新たに開発したサラウンド・ビュー・モニター技術も用いて自動車用インフォテインメントの利便性向上に寄与していく方針です。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照


 なお、当社は、この新技術を平成27年5月20日(水)から5月22日(金)までパシフィコ横浜にて開催予定の「人とくるまのテクノロジー展2015」に出展する予定です。


【ご参考】「人とくるまのテクノロジー展2015」開催概要
 名称:自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2015
 主催:公益社団法人自動車技術会
 会期:2015年5月20日(水)〜22日(金)
 場所:パシフィコ横浜・展示ホール


 ご注意:本文中における各企業名、製品名等は、それぞれの所有者の商標あるいは登録商標です。


<お客様各位お問い合せ先>
 ザインエレクトロニクス株式会社 営業部
 (お問合せフォーム)



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