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ミラクル・リナックスなど、Zabbix統合監視サーバの中間機種「ZBX3100」を発売
ミラクル・リナックスとネクスコム・ジャパンが、Zabbix統合監視サーバの新たな中間機種「ZBX3100」を発売
〜プロキシ構成に対応し大規模監視を可能にする「ZBX3100 Proxy」も同時発売〜
ミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区芝、代表取締役社長:児玉 崇、以下ミラクル・リナックス)と株式会社ネクスコム・ジャパン(本社:東京都港区芝、代表取締役社長:楊建興、以下ネクスコム・ジャパン)は、システム全体をリアルタイムで監視するZabbix統合監視サーバの最新製品、「Zabbix統合監視サーバ ZBX3100」を本日より販売開始いたします。
本Zabbix統合監視サーバ「ZBX3100」は、中規模システム向け(監視対象が100ノード10000監視項目程度(監視間隔5分))に設計され、2011年2月に発売した「ZBX2100」と「ZBX5100」の中間機種となります。標準消費電力を28Wに押さえたラックマウント型で、「ZBX5000」(「ZBX5100」の前世代機種)と同等の監視能力でありながら低価格での提供を実現しています。
また、「ZBX3100」および「ZBX5100」などのプロキシサーバとしてすぐさま活用できる設定を施した「ZBX3100 Proxy」を同日3月10日に販売開始いたします。
監視データを代行して収集する「ZBX3100 Proxy」をZabbixサーバ直下に構成することで、データベースへの書き込み負荷を軽減することができます。このプロキシ構成による分散監視により、大規模システムの監視も可能になります。
産業用組込みコンピュータやアプライアンスで実績の高いネクスコム・ジャパンがハードウェアを提供し、「Zabbix」の導入コンサルティングやサポートサービスで高い技術力を誇るミラクル・リナックスがOSと「Zabbix」およびサポートサービスを提供します。新たな中間機種の販売により、更に幅広い利用環境に対応し、低コストで実現できる信頼性の高いシステム運用環境を提供してまいります。
※ZABBIXの表記は、バージョン1.8より「Zabbix」に変更されました。
【Zabbix統合監視サーバ ZBX3100 / ZBX3100 Proxy製品概要】
<特長・機能>
1)低価格ラックマウント型
筺体サイズ(外形):427(W)×238(D)×44 (H) mm
2)旧ZBX5000と同レベルの監視能力
監視可能項目数:100ノードまたは10000監視項目(監視間隔5分)
3)低消費電力
標準時:28W(ミラクル・リナックス調べ)
<同梱物>
Resource CD
・Zabbixエージェント(Linux, Windows, Solaris, AIX, HP−UX用)
・Zabbix1.8マニュアル(日本語)
・ユーザーズガイド
・ハードウェアマニュアル(英語)
リカバリCD
・Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5
・Zabbixサーバ 1. 8.3(日本語対応版)
<価格>
●Zabbix統合監視サーバ ZBX3100 (中規模向け) : 17万8500円(税込み)
[ハードウェア仕様]
CPU:Intel Atom D510 1.66GHz
メモリ:2GB DDR2 SDRAM
HDD:3.5” 500GB HDD
<販売開始>
2011年3月10日
※ミラクル・リナックスとネクスコム・ジャパンの両社より購入いただけます。
■Zabbixについて
Zabbixとは、サーバ、ネットワーク、アプリケーションを集中監視するための統合監視ソフトウェアです。Zabbixを利用することにより、システム全体の監視、障害検知、通知や、グラフ、マップ作成によるリソース使用状況の可視化を行うことができます。また、多数のプラットフォームが混在した複雑なシステム全体を統合的に監視することができます。
http://www.zabbix.com
http://www.zabbix.jp
http://www.miraclelinux.com/products/m_plus/zabbix/index.html
■Zabbixとミラクル・リナックス株式会社のビジネスについて
Zabbixはこの数年、国内でも急速に普及が進んでいます。ミラクル・リナックスでは2008年よりZabbixの導入コンサルティングとサポートの提供を開始し、すでに株式会社ABC Cooking Studioをはじめ多くの企業にご利用いただいています。また、システム・インテグレータ各社向けに同ソフトウェアの導入支援サービスを提供する「Zabbixパートナー・プログラム」を2009年6月1日より開始しました。「Oracle監視テンプレート」、「MySQL監視テンプレート」、「Zabbix設定バックアップオプション」に続く「VMware監視テンプレート」の提供により、国内におけるZabbixのさらなる普及を促進するとともに、オープンソースの活用によるコストメリットをユーザー企業に提供してまいります。
■ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、2010年6月に10周年を迎えました。2000年6月Linuxサーバビジネスを主軸として始まったミラクル・リナックスは、 2003年12月中国、韓国などのアジア諸国とともにAsianuxを設立し、信頼性、安定性、品質を重視したLinuxサーバOSを提供し続けています。近年では、従来のサーバビジネスに留まらず、企業向け統合監視ツールZabbixのビジネスを始め、オープンソース・アプリケーションの開発、サポートにも取り組んでいます。
カーネル技術を生かして組み込み事業にも本格参入し、2010年6月には、デジタルサイネージ・プレイヤー「MIRACLE VISUAL STATION」を発売開始しました。カーナビ、自動販売機、医療機器、映像配信機器などお客様の用途に応じたLinuxを提供しています。
今後オープンソースの利用が様々な用途に広がっていく中で、それらを下支えするプラットフォームベンダーとして、日本市場だけでなく世界市場に対してもビジネスを拡大していきます。
■株式会社ネクスコム・ジャパンについて
ネクスコム・ジャパン株式会社は世界11か所に販売拠点をもつ台湾の産業用コンピュータメーカーNexcom International(台湾)の日本現地法人として2000年12月に設立されました。ネットワークプラットフォームをはじめとするIT関連機器や、産業用組込みコンピュータ、デジタルサイネージプレーヤ(STB)、車載用端末プラットフォームなどの幅広いラインナップから、多様化するアプリケーションニーズに最適なソリューションを提供しています。また国内での各種キッティングや、出荷前検査などのアフターサービスや、ハードウェアワランティプログラムなど安心してお使いいただけるよう独自のサポートサービスを充実させております。今後も長期安定稼働を実現するインダストリアル仕様による信頼性の高い製品を開発・提供していくとともに、お客様の課題解決に役立つ様々な提案をしていきます。
*Asianux(R)は、ミラクル・リナックス株式会社の日本における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。