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旭硝子、ベトナムで塩化ビニル樹脂の生産能力を50%増強
AGC、ベトナムで塩化ビニル樹脂の生産能力を50%増強
〜東南アジアにおける一貫生産体制を強化〜
AGC(旭硝子株式会社、本社:東京、社長:島村琢哉)は、ベトナム国内における塩化ビニル樹脂(PVC)への旺盛な需要に対応するため、同国でPVC事業を行う当社子会社のフーミー・プラスチック・アンド・ケミカルズ社(PMPC社)の設備能力を増強します。設備の稼動開始は2016年初頭を予定しており、PVCの生産能力は現行の年間10万トンから約15万トンに拡大します。またベトナムおよびインドネシアでの能力増強により、AGCグループの東南アジアにおける生産能力は年間約70万トンになる見込みです。
ベトナムは、タイとインドネシアに次ぐ東南アジア第3位のPVC市場であり、その需要はGDP成長率並みに伸長しています。2014年に買収完了後、PMPC社は安定した事業運営を行っており、本設備投資によって今後も成長の見込まれるベトナムPVC市場での事業基盤を更に強化します。
また設備完成後は、現在、生産能力を増強中であるインドネシアの当社子会社アサヒマス・ケミカル社からPVCの原料である塩化ビニルモノマー(VCM)を調達する予定です。
AGCグループは新経営方針AGC plusの下、東南アジアにおけるクロール・アルカリ事業に注力しています。グループ内の連携を高め、東南アジア地域でクロール・アルカリ事業の一貫生産体制を構築することで、域内での競争力を強化し、市場シェアを拡大していきます。
※参考画像は添付の関連資料を参照
<ご参考>
■PMPC社概要
1.社名:フーミー・プラスチック・アンド・ケミカルズ社
(Phu My Plastics&Chemicals Co.,Ltd.)
2.代表者:野田 庸一
3.本社工場所在地:ベトナム、バリア−ブンタウ省
4.資本金:35百万USドル
5.持分比率:AGC78%、三菱商事15%、
現地パートナー(Vung Tau Shipyard Corporation)7%
6.設立:1995年
7.事業内容:塩ビ樹脂(PVC)の製造・販売