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昭和電工子会社、ミルク入りコーヒー用アルミ缶の供給を開始
ミルク入りコーヒー用アルミ缶の供給を開始
昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)の連結子会社である昭和アルミニウム缶株式会社(社長:遠藤 政宏、東京都品川区、以下、昭和アルミニウム缶)は、同社の小山工場(栃木県小山市)に、コーヒー向け2ピースアルミニウム缶(以下、アルミ缶)の製造設備を新設し、飲料メーカーへの製品供給を開始しました。
国内コーヒー缶市場は、年間100億缶程度の規模がありますが、現在、そのほとんどがスチール缶を使用しています。従来、2ピースアルミ缶の採用はブラックコーヒーのみに限られていましたが、2014年8月の業界ガイドラインの変更により、ミルク入り製品においても採用が認められました。アルミ缶はスチール缶に比べ軽量であり、また、リサイクル性も高いことから、環境に優しい缶として今後さらに普及していくことが期待できます。昭和アルミニウム缶では以前からブラックコーヒー向けのアルミ缶を製造していましたが、さらなる需要が期待されることから、今回、コーヒー缶専用の生産工程を新設したものです。
昭和アルミニウム缶は、1971年に日本で初めてビール用アルミ缶を製造販売して以降、ビール缶を中心に年間30億缶前後を安定して国内に製造販売しています。また、昨年5月にはベトナムの製缶メーカーを買収し、アジア地域での事業拡大を図っています。昭和電工グループは、現在推進中の中期経営計画「PEGASUS PhaseII」においてアルミニウム缶事業を「成長」事業のひとつに掲げており、今後は同社が培ってきた先進的な生産技術と品質管理体制をより強固なものとし、製品の競争力を高めてまいります。
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