NEDO、タイ工業省と廃棄物処理分野で協力

タイ工業省と廃棄物処理分野で協力
―協力合意書を締結、日本技術の展開を推進―


　NEDOは、タイ工業省と廃棄物処理分野の計画策定等に係る協力を進めていくことで合意し、１月１６日、協力合意書（LOI）を締結しました。今後は、同省との廃棄物処理に関する協力を通じて、同国におけるエネルギー・環境問題の解決及び我が国の優れた先進的技術の同国への普及を図ります。


１．概要
　タイでは、近年の著しい経済発展に伴い、廃棄物の埋立処理に伴う環境負荷の軽減が課題となっています。昨年８月に就任したプラユット暫定首相も、その施政方針演説において廃棄物処理を重要課題として掲げており、同首相の指示の下、タイの工業政策を担う工業省をはじめとして、タイ政府は課題への対処を急がれています。
　NEDOは、１９９０年代から、タイにおいて６０以上の協力事業を実施し、関係機関との協力関係を構築しています。特にタイ工業省とは、エネルギー・環境分野を中心とした多くの協力事業の実績があり、同省との協力関係強化は、我が国企業のタイ及び周辺地域への進出支援に資することが期待されます。
　この度、NEDOは、タイ工業省と廃棄物処理分野の計画策定等に係る協力に合意し、１月１６日、NEDO古川理事長、チャクラモン大臣立ち会いのもと、NEDO国吉理事と工業省アチャカー次官が協力合意書（LOI）を締結しました。今回のLOIにより、NEDOがタイにおける廃棄物焼却施設設立に係る計画策定を支援し、タイにおける上記課題の改善方法を検討することになります。
　さらにNEDOは、タイ工業省との廃棄物処理分野の計画策定等に関する協力を通じて、同国におけるエネルギー・環境問題の解決及び我が国の優れた先進的技術の同国への普及展開を図ります。