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三菱電機、「3レベルインバーター対応パワー半導体モジュール」5機種を発売
大容量の産業用機器の低消費電力化・小型化に貢献
三菱電機「3レベルインバーター対応パワー半導体モジュール」発売
三菱電機株式会社は、パワー半導体モジュールの新製品として、太陽光発電用パワーコンディショナーや無停電電源装置(UPS)など125kW・500kW超クラスの大容量の産業用機器の低消費電力化・小型化を実現する「3レベルインバーター対応パワー半導体モジュール」5機種を2015年6月から順次発売します。
*製品画像は添付の関連資料を参照
<新製品の特長>
1.3レベルインバーターに対応し、消費電力を約30%低減
・大容量の産業用機器の低消費電力化に有効な3レベルインバーターに対応
・現在主流の2レベルインバーターに比べて、消費電力を約30%低減(※1)
※1 本製品を搭載した3レベルインバーターと当社従来製品を搭載した2レベルインバーターでの比較
2.新パッケージの開発により、低インダクタンス化を実現
・CSTBTTM(※2)構造を採用したIGBTの仕様を3レベルインバーター向けに最適化
・端子位置や形状を工夫した小型パッケージを新たに開発し(※3)、単体もしくは並列配置での使用の場合でもシンプルなインバーターの回路構成となり、インダクタンスを低減
※2 Carrier Stored Trench Gate Bipolar Transistor:キャリア蓄積効果を利用した当社独自のIGBT
※3 1in1/2in1タイプは外形130mm×67mm、4in1タイプは外形115mm×82mm
3.製品のラインアップにより、インバーターの小型化や多様な回路構成を実現
・125kW以上の中容量帯には4in1製品で対応し、低損失に加え狭幅外形によってインバーターの小型化に貢献
・多様なインバーターの回路構成が求められる500kW以上の大容量帯には、回路・レイアウト自由度の高い1in1および2in1製品で対応
<発売の概要>
*添付の関連資料を参照
<発売の狙い>
近年、風力・太陽光発電用パワーコンディショナー、無停電電源装置(UPS)などの産業用機器では、さらなる消費電力の低減や大容量化を実現する3レベルインバーターの需要が高まっています。
このような中、インバーターのキーデバイスであるパワー半導体モジュールにも、3レベルインバーターの性能を最大限に引き出すための低インダクタンス化、低消費電力化、小型化が求められています。
今回、インダクタンスを低減する新パッケージを採用した3レベルインバーター対応のパワー半導体モジュールを発売します。
これにより、大容量の産業用機器の低消費電力化・小型化に貢献します。
<主な仕様>
*添付の関連資料を参照
<環境への配慮>
本製品はRoHS(※4)指令(2011/65/EU)に準拠しています。
※4 Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment
<商標関連>
CSTBTは三菱電機株式会社の登録商標です。
■お客様からのお問い合わせ先
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第一事業部 パワーデバイス営業部
〒100−8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
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