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第一三共、グループの癌事業強化で米Plexxikonを買収

2011-03-04

米国Plexxikon Inc.の買収について


 第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、この度、当社グループの癌事業強化の一環として、Plexxikon社(本社:米国カリフォルニア州バークレー、非上場企業、以下「PLX社」)の全株式を取得することで合意いたしましたのでお知らせします。





1.本買収の概要と意義

 ・癌領域において画期的な治療薬を提供することは、当社の中長期な目標の一つであります。本買収により、第一三共グループは、日本、米国、欧州、インドにおいて自社の探索研究拠点を有することとなります。今後はそれぞれの特長を活かしたグローバルな研究活動を推進することで、更なる機能強化を図り、ファーストインクラスの創薬につなげていきます。

 ・PLX社は、優れた創薬プラットフォームであるScaffold−Based Drug Discovery(TM) Platform(*)を有しており、当社との連携のもと、有望な新薬を創出していきます。

 (*)様々な創薬ターゲットに対して、効率的にリード化合物を創製する技術

 ・PLX社が創製し、ロシュ社と共同開発している悪性黒色腫治療薬(PLX4032、現在第III相試験実施中)の米国におけるコ・プロモーション権については、今回の買収により、当社、米国子会社である第一三共INC.(本社:ニュージャージー州、以下「DSI」)が行使し、承認取得後は、DSIがロシュグループのジェネンテック社との共同販促活動を行う予定です。

 ・PLX社は、PLX4032以外にも多くのキナーゼ阻害剤を有しており、PLX3397、PLX5622については、臨床試験が実施されています。

 ・買収対価として、買収完了時に805百万米ドルを支払い、その後、PLX4032の上市時に追加で最大130百万米ドルの支払を予定しております。これらは全額自己資金で対応する予定です。


2.PLX社の概要

(1)沿革
 2001年設立、非上場 
 代表者:K. Peter Hirth, Ph.D. (CEO)

(2)主要研究開発領域
 癌、炎症、心腎疾患、中枢神経

(3)主要開発品
 ●PLX4032(ロシュ社との共同開発)
  ・対象疾患:悪性黒色腫メラノーマ
  ・フェーズ:第III相試験実施中
 ●PLX3397
  ・対象疾患:転移性乳癌
  ・フェーズ:第I相試験実施中
 ●PLX5622
  ・対象疾患:関節リウマチ
  ・フェーズ:第I相試験実施中

(4)従業員数
 約45名

(5)主要提携先
 ロシュ社/ジェネンテック社

(6)拠点
 本社:米国 カリフォルニア州 バークレー


3.その他の本買収に関する事項
 ・特になし


4.業績への影響
 ・本買収による当社の連結業績に与える影響については、本買収が完了後、改めてお知らせいたします。


以上
 

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