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日立建機、オフロード法2014年基準適合の小型油圧ショベル2機種を発売
日立建機、ZX75US−5B、ZX75UR−5B 小型油圧ショベル2機種を発売
−排出ガス規制のオフロード法2014年基準に適合−
日立建機株式会社(社長:辻本 雄一)は、新型油圧ショベルZAXIS−5シリーズのZX75US−5B(標準バケット容量0.28m3、運転質量7,200kg)とZX75UR−5B(標準バケット容量0.28m3、運転質量8,490kg)を12月1日から発売します。
ZX75US−5Bは後方超小旋回タイプ、ZX75UR−5Bは超小旋回タイプの小型油圧ショベルです。
国内の特定特殊自動車(オフロード法)排出ガス2014年基準に適合した新型エンジンを搭載し、低燃費と高い作業性能を実現しました。
販売目標は、国内向けで年間2,000台を見込んでいます。
<主な特長>
1.低燃費と高い作業性能を両立
・作業負荷に応じて、きめ細かなエンジン回転を制御する電子制御式の新型エンジンの採用や油圧システムの改良により、燃費効率を向上させ、従来機(ZX75US−3、ZX75UR−3)と比べ、低燃費ながら高い作業性能を実現しています。
・新しいECOモードでは、従来機のPモードに比べ、同等の作業量において、ZX75US−5Bで約15%、ZX75UR−5Bで約20%の燃費を低減しています。
・機械を操作しない状態が続くと、自動的にエンジンが停止するオートアイドリングストップ機能を新たに搭載し、アイドリング時の無駄な燃費消費を抑え、排出ガスの排出量を低減します。
・ZX75US−5Bでは、大幅に作業量が向上。従来機のPモードに比べ、新しいECOモードでは約9%、新しいPWRモードでは約16%向上しています。
・2機種ともに2020年燃費基準で☆☆☆(三ツ星レベル)(※1)を達成しています。
2.時代にマッチした環境性能
・日本のオフロード法2014年基準をはじめ、欧州(StageIIIB)、北米(Tier4)の排出ガス規制に対応しています。
・排出ガスの後処理装置として、PM(粒子状物質)を捕集し燃やすマフラーフィルタを搭載しています。
3.快適な運転空間
・より快適な操作環境の実現のため、コンソールの設計を見直し、足元の空間を広げています。
・縦型の7インチパネルの大画面カラーマルチモニタを採用し、見やすくしました。
4.メンテナンスの負担を低減
・オイルドレンカプラを標準装備し、さらにメンテナンス性を向上しています。
・エアコンコンデンサと燃料クーラーの目詰まりを防ぐ防塵ネットを一番外側に設置し、脱着を容易にしました。
5.さらに進化した安全機構
・転倒時にオペレータを保護するROPS(Roll−Over Protective Structures)対応のキャブを搭載。
・後方監視カメラの設置場所をエンジンカバー上部から内蔵型に変更し、接触による破損を低減するとともに、カウンタウエイト至近の視界性も向上しました。
・ZX75UR−5Bは、新型角度センサを採用し、さらに干渉防止機構の信頼性を向上しています。
6.ConSite(コンサイト)
・すでに発売しているZAXIS−5シリーズと同様に新たなサポートプログラムである「ConSite」を用意しました。パワートレインおよびエンジン付属機器の無償保証や無償メンテナンス(※2)が受けられます。
・ご希望のお客様には、有償延長保証やVALUE PACK Five、データレポート、チューニングの各種有償サービスを用意しており、お客様のニーズに応じた幅広い提案が可能となります。
※1:一般社団法人日本建設機械施工協会が定めた燃料消費効率を表す指標(JCMAS規格)において、2020年燃費基準として定められた評価値に対する達成率100%以上のレベル。
※2:無償メンテナンスは、レンタル会社様への販売時には付帯されません。
*主な仕様・製品画像は添付の関連資料を参照
以上