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TDK、EPCOSブランドのスナバ回路用フィルムコンデンサーに新シリーズを追加
フィルムコンデンサ
スナバ回路用コンデンサのラインアップ拡充
・最大5.6μFまでの高い静電容量と、新たな端子形状を追加
TDK株式会社(社長:上釜 健宏)は、EPCOSブランドのスナバ回路用フィルムコンデンサに新シリーズ(品名:MKP B32656S*…B32658S*)を追加し、ラインアップを大幅に拡充したことを発表します。これにより、端子形状が全部で17種類となり、さらに多くの市販IGBTモジュールで、ピーク電圧保護にご利用いただけるようになりました。
MKP B32656S*…B32658S*シリーズは、パルス電流耐性と端子接続の強度に優れ、ESL値がきわめて低いのが特長です。本シリーズには、錫メッキ銅板、穴ピッチ19.5mm〜63mmの計17種類の端子形状をご用意しました。コンデンサの使用電圧範囲は850V DC〜2000V DC、静電容量範囲は68nF〜5.6μFです。また、最高110℃の使用温度に対応しております。
<用語集>
・IGBT:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(insulated−gate bipolar transistor)の略。周波数コンバータの電力スイッチングに使用される半導体素子。
<主な用途>
・周波数コンバータのIGBTモジュールをピーク電圧から保護(スナバ回路)
<主な特長と利点>
・計17種類の端子形状
・高いパルス電流耐性、最大2000V DCの高い定格電圧
・最大5.6μFの高い静電容量
<主な特性>
シリーズ:MKP B32656S*…B32658S*
定格電圧[V DC]:850〜2000
静電容量[μF]:0.068〜5.6
動作温度[℃]:〜110
端子形状:17
【TDK株式会社について】
TDK株式会社(本社:東京)は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。
主な製品としては、各種受動部品(※)(製品ブランドとしてはTDK、EPCOS)をはじめ、電源、HDDヘッドやマグネットなどの磁気応用製品、そしてエナジーデバイスやフラッシュメモリ応用デバイス等があります。アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディングカンパニーを目指しビジネスを展開しています
2014年3月期の売上は約9,800億円で、従業員総数は全世界で約83,000人です。
※主な製品は、コンデンサ(積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ)、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、センサ、ピエゾおよび保護部品等です。
製品の詳細情報はhttp://www.epcos.co.jp/film_mkpで参照できます。
・製品画像は添付の関連資料を参照