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シーメンス・ジャパン、ワイヤレスFD対応フルオートX線撮影装置「Ysio MAX」を販売

2014-11-13

シーメンス・ジャパン、ワイヤレスFD対応
フルオートX線撮影装置「Ysio MAX」の販売を開始

 .検査の効率と安全性を向上させるフルオートポジショニング機能
 .多様化する検査環境に柔軟に対応する軽量・スリム化したワイヤレスFDを搭載
 .X線管ユニットとワイヤレスFDの連携による運用性の向上と被検者の負荷の軽減


 シーメンス・ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長兼CEO:織畠潤一、以下シーメンス)は、軽量・スリム化した新開発のワイヤレスFD(Flat Detector:フラットディテクタ)を採用した、ワイヤレスFD対応フルオートX線撮影装置「Ysio MAX(イージオ マックス)」の販売を2014年12月より開始します。近年、病院の一般撮影部門において、CR(Computed Radiography:コンピュータX線撮影)からFD(Flat Detector:フラットディテクタ)への移行が進んでいます。「Ysio MAX」は、より扱いやすいワイヤレスFDとフルオートポジショニング機能の融合により、検査精度と効率の向上、被検者と検者の負荷低減の両方を実現する検査環境を提供します。撮影種類や枚数が多い整形外科系の施設、最適なポジションをとることが困難な高齢者の検査比率が高い施設、および一般撮影室を多数備えた大規模病院における特殊撮影室用として、初年度15台の販売を予定しています。

 Ysio MAXは、シーメンスが2008年に発売した世界初のワイヤレスFDとデジタル一般撮影装置の統合型フルオートシステム「Ysio(イージオ)」を大幅にリニューアルしたものです。フルオートシステムでは、X線管ユニットを任意のポジションに電動で移動できるフルオートポジショニング機能(5軸回転機構)により、検者は被検者のそばを離れることなく位置合わせやケアに集中できます。また、固定FDとワイヤレスFDの切り替え時にも画像データを一元管理できます。これらの機能により、撮影方向や枚数が多い整形外科系の検査や、高齢で体を動かすことが難しい状況において威力を発揮します。今回発売する「Ysio MAX」は、ワイヤレスFDの軽量・スリム化、機能の追加や連携などにより、さらに多様な現場ニーズに対応します。


<「MAX」が表す製品コンセプト>
 「Ysio」のリニューアルにあたり、新たに付加された製品コンセプトが「MAX」です。
 MAX=Multiple Advances in X−ray
 X線撮影装置における機能の強化に加え、個々の機能を相互に連携させることで、臨床面・運用面で、より大きな効果を発揮します。


<「Ysio MAX」の特徴>
■検査の効率と安全性を向上させるフルオートポジショニング機能
 「Ysio」と同様に、5軸の回転機構を搭載したX線管ユニットはフルオートで目的のポジションへ移動できるため、検者は被検者から離れることなく位置合わせやケアに集中でき、安全な検査が可能です。「Ysio MAX」は、新たに複数の回転機構を同時に制御し、X線管ユニットを最短経路で移動できる「Aim FAST」機能をオプションで搭載可能です。移動ステップ数を減らすことでポジショニング時間を短縮できるほか、周辺機器や被検者と干渉するリスクを低減します。

■多様化する検査環境に柔軟に対応する軽量・スリム化したワイヤレスFDを搭載
 新型のワイヤレスFD「MAX wi−D」(視野サイズ35cm x 43cm、外形厚19mm、総重量3.0kg)は、従来型(外形厚25mm、重量4.8kg)から大幅に軽量・スリム化し、画像表示時間や充電時間も短縮し機動性が向上しました。また、追加された視野サイズ24cm x 30cmのワイヤレスFD「MAX mini」(外形厚16mm、重量1.6kg)を加えることで、整形、小児、救急等の検査へも対応しやすくなります。従来どおり固定式FD「MAX static」(視野サイズ43cm x 43cm)も選択でき、施設の状況に合わせて最適なシステムを構築できます。X線発生部とFDおよびコンソールが連携しており、FD変更時でも画像を最適化しやすいほか、画像データと被ばくデータを一元管理できます。

■X線管ユニットとワイヤレスFDの連携による運用性の向上と被検者の負荷の軽減
 製品コンセプト「MAX」に基づき、X線管ユニットとワイヤレスFDの機能を連携させた新たな機能を搭載しています。「MAX align」はワイヤレスFD内に新たに搭載した2方向の傾斜角度センサーの情報を、リアルタイムでX線管ユニットの液晶タッチパネルに表示する機能です。被検者の背中に挿入したFDが見えず、ブラインド状態での検査を強いられていた座位撮影時でも、正確な角度のX線照射が可能になり、精度の高い画像が得られます。ポジショニング時間を短縮できるだけではなく、再撮影による不必要な被ばくのリスクも低減できます。

 「Ysio MAX」に関する情報は、製品紹介Webページをご覧ください。
 URL:http://www.healthcare.siemens.co.jp/radiography/digital-x-ray/ysio-max


 ※製品画像などは添付の関連資料を参照


以上


シーメンスAGについて
 シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、165年以上にわたり、卓越したエンジニアリング、イノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバル企業でありつづけています。電化、自動化、デジタル化の分野を中心に、世界200カ国以上で事業を展開しています。シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界で最も多く提供している企業のひとつであり、洋上風力発電の建造においては世界一、コンバインドサイクル発電ではタービンの主要サプライヤー、送電ソリューションでは大手プロバイダー、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリューションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。さらにシーメンスは、コンピュータ断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像診断装置(MR)などの医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、臨床検査および医療情報テクノロジーのリーダーでもあります。2013年9月末に終了した2013年度の継続事業からの売上高は759億ユーロ、純利益は42億ユーロでした。2013年度の全世界の社員数は36万2,000人です。詳しい情報は、http://www.siemens.comにてご覧いただけます。


■日本におけるシーメンスグループ
 シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、125年以上にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして尽力してまいりました。海外のシーメンス同様、都市化、人口推移、気候変動、グローバル化といったメガトレンドから生じる難問に「Answers」を提供しています。シーメンスは最新の製品やサービス、ソリューションにより、お客様に競争優位性をご提供しつづけるとともに、昨今の環境問題に対応してまいります。2013年9月末に終了した2013年度において、日本のシーメンスの売上高は約1,564億円、社員数はおよそ2,200人です。詳しい情報は、http://www.siemens.co.jpにてご覧いただけます。



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