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JFEエンジニアリング、バイオマス発電プラント事業強化などで独大手を買収

2014-11-11

スタンダードケッセル・パワーシステムズHD社の全株式取得について
〜都市環境プラント事業のグローバル化加速とバイオマス発電プラント事業の強化〜


 JFEエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、社長:狩野久宣)は、このたび、ドイツのプラントエンジニアリング企業である「スタンダードケッセル・バウムガルテグループ」(以下、SBグループ)を保有する持ち株会社「スタンダードケッセル・パワーシステムズHD社(本社:デュイスブルグ、CEO:ヨルク・K・クラーゼン)」の全株式を取得(※1)する契約に調印し、同グループの事業を当社グループの事業とすることに合意しましたのでお知らせします。今後行政許認可などの諸手続きを経て、株式取得手続きを完了する計画です。

 SBグループは、バイオマス発電プラント、廃熱回収発電プラント、燃料焚発電プラントなどの設計建設を行うスタンダードケッセル社(1925年設立)、廃棄物発電プラントの設計建設を行うバウムガルテ社(1935年設立)、およびメンテナンスサービス企業を傘下におくSBサービスHD社(2008年設立)で構成されています。欧州を中心に、幅広い燃料に対応する、高度の燃焼技術に基づいた高効率の発電プラントの実績を多数有しています。

 当社は、廃棄物発電プラントにおいて、ストーカ炉や高温ガス化直接溶融炉など、国内を中心に累計350基以上の実績を有し、業界トップクラスのメーカーです。またバイオマス発電プラントでは、循環流動層ボイラを用いた大型プラントを全国に建設しています。
 近年、廃棄物発電プラントやバイオマス発電プラントは世界各国でニーズが高まっており、当社はこの分野におけるグローバル化を進めています。

 今回の株式取得により、当社グループは世界各地における事業展開の加速を図ります。アジア地域においては、すでに当社はストーカ式廃棄物発電プラントの実績を有していますが、今後SBグループが得意とする1000t/d規模の大型プラントを含め、顧客ニーズに適した幅広いエンジニアリング提案を進めてまいります。
 また、欧州・中東地域では、当社の独自技術である高温ガス化直接溶融炉による廃棄物処理への関心が高まっており、今後SBグループが加わることで計画設計から建設までフルターンキーで請負う体制が整います。
 さらに、日本国内外において、安定して発電できる再生可能エネルギーとして注目されているバイオマス発電プラントでは、ストーカ式による同社の技術を加える事によって、より幅広い出力レンジのラインナップで需要に対応してまいります。

 JFEエンジニアリンググループは、都市環境プラントのリーディングカンパニーとして、世界各地において資源循環社会の形成に貢献してまいります。

 ※1:当社の買収に先立ち、買収対象外の事業がスタンダードケッセル・パワーシステムズHD社の傘下から切り離されます


【スタンダードケッセル・パワーシステムズHD社 会社概要】
 ・設立    :1925年 (※)スタンダードケッセル社設立年
 ・事業内容 :廃棄物発電プラント・バイオマス発電プラント・廃熱回収発電プラントなどの建設、及びこれらのボイラー改造やプラント全体のメンテナンス事業
 ・売上    :180億円(1.29億ユーロ、2013年)
 ・従業員数 :215名


以上



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