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KVH、IBM SoftLayerとの専用接続サービス「etherXEN for SoftLayer」を提供開始
KVH、IBM SoftLayerとの専用接続サービス提供開始
アジアの情報デリバリー・プラットフォームを提供するKVH株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:東瀬 エドワード、以下「KVH」)は、お客様のオフィスやデータセンターとIBMのクラウドサービス「SoftLayer」を帯域保証型イーサネット回線で接続する「etherXEN for SoftLayer」サービスを、2014年12月より開始すると発表しました。インターネットを経由せずに、高速かつ安定的なネットワークで、専有型ベアメタル・サーバーなどで自社に最適なクラウド環境を構築できる「SoftLayer」へ接続することにより、自社のITインフラの一部としてクラウドを利用するハイブリット環境の構築が可能となります。
昨今、企業のシステム基盤において、パブリッククラウドとプライベートクラウドを併用したハイブリッドクラウド型の構築を望む声が高まっています。KVHは、アマゾンウェブサービス(AWS)の「Direct Connect」への閉域網接続を2012年より提供し、コスト効率、信頼性、安全性、機動性の高い専用接続サービスを提供することで、こうした需要の高まりに応えてきました。今回新たに「SoftLayer」の閉域網接続サービスである「Direct Link」との接続を行うことで、ハイブリッドクラウドの新たな選択肢を提供します。
2014年5月に発表した「etherXEN」は、将来的なSDN対応も視野に入れた次世代イーサネットサービスであり、KVHが従来強みとしてきた超低遅延、高品質のイーサネット回線の提供に加え、クラウドやデータセンターで必要とされる高い拡張性、柔軟性を実現するためのネットワークアーキテクチャーを備えています。
「etherXEN for SoftLayer」の主な特徴は以下の通りです。
・安定したパフォーマンス
インターネットを介さない専用回線で「SoftLayer」に接続することにより、お客様のビジネスに安全で快適な環境を提供します。品質劣化や遅延の影響を最小化し、安全性の高い安定したネットワークを利用することが可能です。
・超低遅延・高信頼性ネットワーク
金融サービスプロバイダーのミッションクリティカルなアプリケーションの要求を満たすKVHの超低遅延、高信頼性ネットワークによって、「SoftLayer」への低遅延かつ安定した接続が可能となります。コアバックボーンにおける高いレベルの冗長設計とオプションで冗長構成が可能なアクセス回線により、障害発生時には50msec内での自動切替が行われ、お客様サービスへの影響を最小化します。また、エンド・ツー・エンドでの回線帯域を保証します。
・コスト削減
お客様は「SoftLayer」との接続のために、「SoftLayer」のアクセスポイントのあるデータセンターにラックを借りる必要がなく、コスト低減が可能となります。
・高い拡張性と柔軟性
回線終端装置設置済みの場合、最短10営業日以内に開通が可能となります。また、すべてのお客様に1Gbpsのアクセスリンク容量を提供しているため、物理工事なしに帯域の柔軟な変更が可能となります。また、初期導入時は100Mbpsで利用開始し、需要の変化に応じて1Gbpsに変更することも可能です(10営業日以内の帯域アップグレード)。
提供品目は、帯域保証型100Mbps、1Gbps、バースト型1Gbps(100M保証、または300M保証)から選択可能となり、必要帯域に応じてコストを最適化することができます。サービスには、アベイラベイリティ保証、故障復旧保証、帯域保証、納期遅延保証が適用されます。「etherXEN for SoftLayer」の価格は、提供インターフェース・品目などによって異なりますので、詳細はKVH営業(sales−japan@KVHasia.com)までお問合せ下さい。
KVHは、IBMの「SoftLayerサービス&ソリューション・プロバイダー」として、「SoftLayer」の導入支援、接続サービスを提供します。