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不動産経済研究所、2014年上半期(1〜6月)の首都圏のマンション市場動向を発表
《首都圏マンション市場動向》
−2014年上半期(1〜6月)−
◎供給は20.2%減の1万9,394戸。全エリアが減少、都区部は19.0%減。
◎価格は5.8%アップの5,010万円。契約率は0.4ポイントダウンの78.4%。
(1)2014年1〜6月の供給は1万9,394戸、前年同期(2万4,299戸)比20.2%の減少。(過去最多は’00年の4万6,816戸)。
(2)東京都区部19.0%減、都下27.2%減、神奈川県9.3%減、埼玉県35.6%減、千葉県20.3%減。
(3)初月契約率の平均は78.4%、前年同期(78.8%)比較0.4ポイントのダウン。上期としては5年連続の70%台。
(4)1戸当たりの5,010万円、1m2当たり単価は70.7万円。
前年同期比で戸当り価格274万円(5.8%)のアップ、m2単価は3.5万円(5.2%)のアップ。
◎マンション2014年上半期の特徴
(1)マンション市況は供給が大幅減。上期の減少戸数は4,905戸。都区部は2,071戸減の8,827戸。
(2)初月契約率の平均は0.4ポイントダウンの78.4%。5年連続の70%台。
累積契約率は0.3ポイントダウンの87.4%。
(3)戸当たり価格:5,010万円、m2単価:70.7万円。上期としてはいずれも2年連続のアップ。
(4)供給戸数は埼玉県35.6%減など全エリアが減少。東京都(1万499戸)のシェアは54.1%。
(5)2014年6月末時点の在庫は3,718戸。2013年6月末時点(4,221戸)比で503戸の減少。
★首都圏のマンション市場動向
<2014年上半期(1〜6月)の概要>
1.首都圏における2014年上半期(1〜6月)の新規供給戸数は1万9,394戸である。対前年同期(2万4,299戸)比20.2%(4,905戸)の減少である。
2.首都圏の地区別供給戸数は東京都区部8,827戸(シェア45.5%)、東京都下1,672戸(8.6%)、神奈川県4,598戸(23.7%)、埼玉県2,159戸(11.1%)、千葉県2,138戸(11.0%)である。東京都全域では1万499戸でシェアは54.1%(前年同期は1万3,195戸、シェア54.3%)。
3.前年同期実績に対する地域別増減戸数および増減率は、東京都区部2,071戸(19.0%)減、都下625戸(27.2%)減、神奈川県474戸(9.3%)減、埼玉県1,192戸(35.6%)増、千葉県543戸(20.3%)減。
4.上半期の1戸当たりの平均価格、m2単価は5,010万円、70.7万円である。
前年同期は4,736万円、67.2万円であったので、前年同期比総額で274万円(5.8%)、単価で3.5万円(5.2%)、それぞれ上昇している。
5.上半期の地域別平均価格、m2単価(各増減率)は以下のとおり。
東京都区部5,884万円、87.2万円(4.4%上昇、2.6%上昇)、都下4,513万円、61.9万円(8.1%上昇、8.6%上昇)、神奈川県4,453万円、61.0万円(6.2%上昇、5.5%上昇)、埼玉県4,056万円、55.5万円(6.7%上昇、6.7%上昇)、千葉県3,955万円、51.5万円(5.4%上昇、7.3%上昇)。
全てのエリアが平均価格・m2単価ともに前年同期比で上昇している。
6.上半期の初月契約率の平均は78.4%で、前年同期の78.8%に比べて0.4ポイントダウンしている。上半期としては5年連続の70%台。
(累積契約率は87.4%で0.3ポイントダウンである。)
7.上半期の総契約戸数(2013年末の継続販売戸数を含む)は2万766戸で、前年同期の2万5,425戸を4,659戸(18.3%)下回っている。
8.上半期の即日完売戸数は1,299戸(発売戸数の6.7%)、フラット35登録物件は1万8,329戸(同94.5%)であった。
※以下の資料は添付の関連資料「高層住宅市場動向」を参照
◎高層住宅市場動向−2014年上半期
◎地区別マンション供給戸数
◎売れ残り戸数(2014年6月末現在)
◎マンション価格の動向
◎新規マンション月間契約率の動向