フリービット、中国における個人向けクラウド統合環境「筋斗雲（ＪＩＮＤＯＹＵＮ）」を発表

フリービットとａｉｇｏの合弁会社である筋斗雲（Ｓｍａｒｔ　Ｃｌｏｕｄ）社
中国における個人向けクラウド環境「筋斗雲」発表
〜中国最大のＳＮＳ「人人網」とも連携を開始。ＩＰｖ６の仮想ネットワークと
人人網の膨大なＳｏｃｉａｌ　Ｇｒａｐｈを接続する最初の事例に〜



　中国最大規模のコンシューマーエレクトロニクス企業である■国者数■科技有限公司（＊１）（Ａｉｇｏ　Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ　Ｄｉｇｉｔａｌ　Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ　Ｃｏ．，Ｌｔｄ、本社：北京市、代表　馮軍、以下愛国者／ａｉｇｏ）と、フリービット株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：石田宏樹、以下フリービット）との戦略的合弁会社である筋斗雲（準備会社名　北京智慧風雲科技有限公司：英語名Ｓｍａｒｔ　Ｃｌｏｕｄ／Ｐｒｅｓｉｄｅｎｔ：王剣鋒）は、中国全土を対象とした個人向けクラウド統合環境「筋斗雲（ＪＩＮＤＯＹＵＮ（※１））」を発表いたしました。

　＊１　「■国者数■科技有限公司」の■印の文字の正式表記は添付の関連資料を参照

　筋斗雲社は、スピードが速く成長著しい中国ＩＴ市場に対応するために、清華大学／大学院で通信を専攻し、その後ＳＯＮＹにてＢＲＡＶＩＡの国際向けユーザーインターフェースの開発リーダーを務めてきた王剣鋒Ｐｒｅｓｉｄｅｎｔを中心とした起業と運営を行っており、この度、満を持して中国における個人向けクラウド統合環境である「筋斗雲」を発表いたしました。
　「筋斗雲」という名前は、既存のデータセンターを利用したクラウド環境と異なり、筋斗雲社が持つ仮想化テクノロジーにより筋斗雲のソフトウエアをインストールするだけで、各機器がクラウドサーバーとして動作するという「全く新しいクラウド環境」であることを表現するために名づけられました。
　データセンターにデータをアップロードしたりダウンロードしたりすること無しに、あたかも孫悟空が呼ぶだけで筋斗雲（ＪＩＮＤＯ−Ｃｌｏｕｄ）が飛んできてくれるような、新しいクラウド体験を提供します。


１．筋斗雲について
　Ｗｉｎｄｏｗｓ／Ａｎｄｒｏｉｄ／Ｌｉｎｕｘなどを幅広くサポートし、ＩＰｖ４環境（ｌｏｃａｌ／Ｇｌｏｂａｌ　ＩＰ）において仮想ＩＰｖ６環境を構築します。アプリケーション自体がＩＰｖ６アドレスを保有し、中国の深刻なＩＰｖ４の枯渇問題に対応しています。

　最初のプロダクトとして、１０月１５日よりＷｉｎｄｏｗｓ用無料アプリケーション「筋斗雲　ｆｏｒ　ｗｉｎｄｏｗｓ」の配布を開始いたします。
　「筋斗雲　ｆｏｒ　ｗｉｎｄｏｗｓ」は、自分のＰＣにインストールするだけでＰＣをクラウドサーバー化することができ、
　・自分のデータにいつでもどこからでもアクセス
　・ＰＣの公開データに対する検索が可能
　という実用的な機能に加え、中国で人気が高い「自分の所有している音楽ライブラリを友達と楽しむ」という機能がフィーチャーされています。
　また、「筋斗雲　ｆｏｒ　ｗｉｎｄｏｗｓ」は、ＰＣへインストールするネイティブアプリケーションとして、正式に１億３０００万ユーザーを保有する中国最大のＳＮＳである「人人網」の審査を通過した最初のアプリケーションとなりました。
　これにより「人人網」と密に提携し、「筋斗雲　ｆｏｒ　ｗｉｎｄｏｗｓ」自体が「人人網」のＳｏｃｉａｌ　Ｇｒａｐｈ（※２）と直接つながります。人人網とは今後の共同マーケティングを含めた検討を行っております。
　「筋斗雲　ｆｏｒ　ｗｉｎｄｏｗｓ」は、インストールするとＩＰｖ６仮想ネットワークを構築すると同時に、人人網のＳｏｃｉａｌ　Ｇｒａｐｈにも接続され、信頼された友達間の「安全かつ安心なネットワーク空間」を構築します。この「安全かつ安心なネットワーク空間」において、膨大な個人の音楽ライブラリを、コピーすること無しに友達と楽しむ事ができます。
　例えば、友達が持っている音楽ライブラリを丸ごと「シャッフル」再生することができ、北京にいる友達の曲の後に続いて上海の友達の曲を「シャッフル」再生するなど、全く新しい音楽体験を実現できます。
　また、各種ＡＰＩを公開し、サードパーティーによるアプリケーション開発が可能となっています。
　最初のサードパーティーとして、フリービットの子会社である無錫自由位科技有限公司（自由位）が人人網向けソーシャルアプリ「筋斗雲音楽■」（＊２）を開発し、１５日に同日リリースを致します。
　「筋斗雲音楽■」（＊２）は、友達の音楽をブラウザ上でいつでもどこでも楽しむ事ができるソーシャルアプリケーションです。

　＊２　「筋斗雲音楽■」の■印の文字の正式表記は添付の関連資料を参照


２．筋斗雲社のビジネスモデル等について
　筋斗雲社は、筋斗雲テクノロジーのライセンス提供と提携会社との共同プロダクト開発をビジネスモデルとしております。
　また、フリービットと中国事業を展開する上でのビジネスパートナーである北京天地互連（ＢＩＩ）との合弁会社であるＦＢＩＩもインフラの提供などで、本プロダクトに協力をしています。


（※１）ＪＩＮＤＯＹＵＮ：ＹＵＮは中国語で雲の意味です。
（※２）Ｓｏｃｉａｌ　Ｇｒａｐｈ：ソーシャルグラフとは、Ｗｅｂ上での人間の相関関係や、そのつながり、結びつきを意味する概念のこと。


筋斗雲社ＨＰ：http://jindoyun.com/



【フリービット株式会社について】
　フリービットは、独創的なインターネット技術と事業企画力によって、クラウド化する社会に対応する「Ｓｍａｒｔ　Ｉｎｆｒａ提供事業」を行っています。特許取得技術を含む最先端のテクノロジーと市場のニーズを先取りするマーケティングを組み合わせることで、他の追随を許さない独自のネットワークサービスを展開し、「ＩＴ時代のものづくり」をキーワードに新たな価値の創造に努めております。