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三菱電機、エアコンや産業用モーターのインバーター駆動用パワー半導体モジュールを発売
エアコンや産業用モーターのインバーター駆動用パワー半導体モジュール
三菱電機「1200V大型DIPIPM Ver.6」・「1200V小型DIPIPM」発売
三菱電機株式会社は、パッケージエアコンや産業用モーターのインバーターを駆動するパワー半導体モジュールの新製品として、「1200V大型DIPIPMTM(※1)Ver.6」シリーズ(定格電流5A〜50A、耐圧1200V)、および「1200V小型DIPIPMTM(※1)」シリーズ(定格電流5A,10A、耐圧1200V)を9月30日に発売します。
本製品は「TECHNO−FRONTIER 2014第32回モータ技術展」(7月23〜25日、於:東京ビッグサイト)に出展します。
※1 Dual−In−Line Package Intelligent Power Module:
保護機能付き制御素子を内蔵したインテリジェントパワー半導体モジュール
*製品画像は添付の関連資料を参照
<新製品の特長>
1.インバーターシステムの低消費電力化、設計簡素化に貢献
・CSTBTTM(※2)構造の第6世代IGBT搭載により、当社従来製品(※3)比で損失を10%低減(※4)
・電流制限抵抗付きBSD(※5)内蔵により、外付け部品数を削減
・温度検知の出力精度向上により、放熱設計を軽減
※2 Carrier Stored Trench Gate Bipolar Transistor:キャリア蓄積効果を利用した当社独自のIGBT
※3 大型DIPIPM Ver.4シリーズ(定格5A〜35A)
※4 PSS25SA2FT(25A/1200V)と当社大型DIPIPM Ver.4 PS22A76(25A/1200V)との比較
※5 Bootstrap Diode:基準電圧から他の電圧を作り出すブートストラップ回路用の高耐圧用ダイオード
2.小型パッケージ採用により、小型・軽量化を実現<1200V小型DIPIPM>
・定格電圧1200VのDIPIPMとして初めて小型パッケージを採用し、当社従来製品(※3)と比べて外形サイズを66%に縮小
<発売の概要>
*添付の関連資料を参照
<発売の狙い>
当社は、スイッチング素子とその駆動・保護を行う制御ICを内蔵したトランスファーモールド構造のインテリジェントパワー半導体モジュール「DIPIPM」を1997年に製品化しました。エアコン・洗濯機・冷蔵庫などの白物家電や産業用モーターのインバーターに多数採用され、インバーター機器の小型化および省エネ化に貢献しています。
今回、電力損失の低減と1200V耐圧のBSD内蔵により、従来製品と同じ外形サイズを実現した「1200V大型DIPIPM Ver.6」に加えて、低電流定格に特化し小型化を実現した「1200V小型DIPIPM」を発売します。これら新製品の投入により、パッケージエアコンや産業用モーターのインバーターのさらなる低消費電力化、小型・軽量化に貢献します。
<主な仕様>
*添付の関連資料を参照
<環境への配慮>
EU加盟国が特定有害6物質の含有を規制するRoHS(※6)指令に適合しています。
※6 Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment
<商標関連>
DIPIPM、CSTBTは三菱電機株式会社の登録商標です。
<製品担当>
三菱電機株式会社 パワーデバイス製作所
〒819−0192 福岡県福岡市西区今宿東一丁目1番1号
<お客様からのお問い合わせ先>
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第一事業部 パワーデバイス営業部
〒100−8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
TEL 03−3218−3239
FAX 03−3218−2723
URL http://www.MitsubishiElectric.co.jp/semiconductors/