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オレガ、データマイグレーション機能など大幅強化したストレージ仮想化ソフトを発表

2014-06-24

【新製品】
オレガ ストレージ仮想化ソフト「VVAULT 7.0」を発表
―サーバー移行・統合を自動化するVマイグレーション機能を開発―


 システム開発の株式会社オレガ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三好修、以下オレガ)は、Windows上で複数のストレージを統合して仮想ドライブを構築するストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT」(呼称:ブイボルト)のデータマイグレーション(データ移行)機能などを大幅に強化した「VVAULT 7.0」を開発し、本日より製品Webサイト(http://vvault.jp/)でダウンロード提供を開始いたしました。

 現在、2015年7月に予定されているWindows Server 2003のサポート終了により、企業で利用されている多くのシステムで、サーバーの入替えやデータマイグレーションが発生すると予想されています。
 このデータマイグレーションにあたっては、「既存業務に影響を与えたくない」、「予め移行スケジュールを計画したい」、「事前に移行テストを実施したい」、「移行に失敗したときに既存環境を復旧したい」などの複雑なユーザーニーズが存在するため、これまで殆ど作業の自動化が出来ておらず、多くの場合において、SI事業者が業務としてマイグレーションを請け負っている状況です。

 このため、ユーザー企業のシステム条件によっては、新規サーバーの購入費用よりもデータマイグレーション費用の方が高くついたり、複雑な作業工程の影響によって当初のスケジュール通りに移行が進まず、システムの稼働が遅れて業務に支障が出るなどの問題がありました。一方、SI事業者の側でも、データマイグレーションシステムエンジニアの作業によって賄っているため、今回のOSサポート終了による需要の急増などに対して作業リソースの割り当てが十分に出来ず、サーバーの販売機会逸失や作業遅延による収益悪化などの事業リスクが懸念されています。

 そこでオレガでは、煩雑なデータマイグレーション作業や複数サーバーの統合作業をソフトウェアで自動化する「Vマイグレーション機能」を開発し、「VVAULT 7.0」から新たに搭載いたしました。この「Vマイグレーション機能」では、無償の専用クライアントソフトである「Vマイグレーションツール」を使って移行元サーバーの環境情報を抽出し、その出力ファイルを「VVAULT」にアップロードするだけで、ユーザーアカウント、グループ情報、共有フォルダ情報、アクセス権情報などを引き継いだ仮想ドライブを自動的に構築することが可能です。また「Vマイグレーション機能」では、非破壊で移行元サーバーからデータをコピーするため、移行期間中も元サーバーを通常通りに利用可能なほか、移行が完了した後にダウンタイムゼロでのサーバー切替を実現いたします。

 さらに「VVAULT 7.0」では、高負荷時の並行処理性能を3倍に向上(*1)させる「コンカレントモード」も搭載しています。この「コンカレントモード」を利用することで、同一スペックのサーバー機器で利用可能なユーザーキャパシティが約1.5倍に拡大(*2)するため、ユーザー企業はより低コストで大規模な仮想ドライブを構築することが可能になりました。
 また、「VVAULT 7.0」から適用される新ライセンス体系「VVAULT License 7.0」では、サーバーOSで稼働可能な無償ライセンス「VVAULT Business」を新設いたします。この「VVAULT Business」は、専用サポートサイト「VVAULT カスタマーズ・スクエア」にユーザー登録することにより無償発行出来るライセンスで、「VVAULT 7.0」で新搭載した「Vマイグレーション機能」も使用可能なため、容量が2TB以下のデータ移行についてはライセンス購入なしでご利用いただけるようになりました。
 なお、オレガではこの「VVAULT 7.0」リリースに合わせて、「Windows Server 2003 マイグレーション・キャンペーン」を実施予定で、その第1弾として特設Webサイト「VVAULT サーバー移行支援ページ」(https://vvault.jp/vmg/)を開設するほか、無償のブックレット「VVAULT サーバー移行ブック」の配布も開始いたします。オレガでは、今後も引き続きパートナー各社と協力して各種サーバー移行支援策を推進し、お客様の新サーバー移行・統合作業を強力に支援して参ります。

 図1 「Vマイグレーション機能」によるサーバー入替えフロー

 ※添付の関連資料「図1」を参照


【VVAULTについて】
 「VVAULT」は、Windows上で複数のストレージを統合して仮想ドライブを構築するストレージ仮想化ソフトウェアです。2011年3月の発表以来、既に40,000件を超えるダウンロードを記録しており、製品サポートサイト「カスタマーズ・スクエア」の登録ユーザー数も6,000を超えています。さらに詳しい情報は製品Webサイト(http://vvault.jp/)でご覧いただけます。

<VVAULT 7.0の特長>
 ■Windows上で接続可能なストレージを全て仮想統合可能
 ■既存サーバーやNASからのデータ移行やサーバー統合を自動化するVマイグレーション機能
 ■仮想ドライブの状態を監視し、差分データを自動でバックアップするライブバックアップ機能
 ■ディスク障害や接続障害を検知し、自動的にデータを復元するライブリカバリ機能
 ■VVAULTサーバー間でネット越しのバックアップ/リカバリを実現するレプリケーション機能
 ■レプリケーション先のスタンバイサーバーを即時にメインサーバーに切替えるHA機能
 ■ストレージのデータ変更を全て蓄積し、任意の時点に即時復元可能なタイムマシーン機能
 ■クラウドストレージの接続パフォーマンスを向上させるクラウドストア機能
 ■クラウドストレージとしてAmazon S3、Cloudn Object Storage、ニフティクラウドストレージ、IDCフロンティア オブジェクトストレージサービスに対応


 ※以下の資料は添付の関連資料「参考資料」を参照

  ・図2 「VVAULT 7.0」の操作画面
  ・表1 VVAULT License 7.0(赤枠は主な変更点)
  ・表2 VVAULT License 7.0(対応OS)
  ・表3 Vマイグレーションツール 対応OS


【株式会社オレガについて】
 株式会社オレガは、オブジェクト指向技術に基づく全く新しいメッセージングソリューションを提供するために、2000年3月に設立されました。オレガは、B2Bコラボレーションを強力に推進するデジタルワークプレイス・ソフトウェアであるAlternaxや、放送局向け番組宣伝支援システムの番宣組、ストレージ仮想化ソフトウェアのVVAULTを開発・販売しています。詳細な情報は、Webサイトhttp://www.orega.co.jp/でご覧いただけます。


 *1:当社テスト環境において、Sequential Read/Write 各4threadの負荷を掛けた状態でファイル走査時間を計測して比較。
 *2:当社テスト環境において、Microsoft File Server Capacity Tool 1.2で計測して比較。


 VVAULT、Alternax及び番宣組は株式会社オレガの登録商標です。
 その他の企業名、製品名ならびにサービス名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。



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