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シマンテック、クラウド型情報管理・検索サービス「EV.cloud」を日本で提供開始

2014-06-11

シマンテック、クラウド型情報管理サービス
「Symantec Enterprise Vault.cloud」を日本にて正式に提供開始


 株式会社シマンテック(本社:東京都港区赤坂、以下シマンテック)は本日、クラウド型情報管理・検索サービス「Symantec Enterprise Vault.cloud(tm)(以下EV.cloud<http://www.symantec.com/ja/jp/enterprise-vault-cloud/>)」を日本で正式に提供開始することを発表しました。EV.cloudは、組織がメールや重要なビジネス上の情報をより快適に保管、管理、検索できる完全SaaS型アーカイブサービスで、エンドユーザーが簡単かつ直感的にアクセスすることが可能です。

 アーカイブすることにより、ユーザーの受信トレイ内のメールはクラウド上に構築されたストレージ領域で保存されます。なお、このストレージ領域は安価に利用することができ、保存されたメールは場所や時間を問わずアクセスできます。アーカイブされたメールの体裁は実際のメールとほぼ同様で、すべてのメールが保存される仕様となっています。シマンテックは過去4年間にわたりガートナー社が発表する「エンタープライズ情報アーカイブ(EIA)部門のマジック・クアドラント」において、リーダー・クアドラントに位置づけられてきました[1]。

 あらゆる企業において、増大する情報資産のコントロールが大きな課題となっていますが、その一例として、社員が送受信するメールのデータ量の肥大化が挙げられます。主な原因は添付ファイルの大容量化や宛先数の増加です。Radicati Groupの調査によると、全世界の送受信メール数は、対2013年比で2017年には13%増加すると予測され、企業ユーザー間の送受信メール数においては31%増加する見込みです[2]。このような状況下で、多くの企業ではメールデータの管理が日頃から煩雑かつ高コスト化していることが問題化しており、情報の紛失や漏洩、メールシステム障害における業務停止などのリスクも懸念されています。また、内部統制・監査対応の観点においても、メールデータの一元管理は不可欠な条件となっています。

 EV.cloudは新たに設計されたクラウド対応型ソリューションで、高い拡張性と高度なセキュリティを備えています。ユーザーに直感的な使い心地を提供し、普段利用しているメールクライアント、対応しているウェブブラウザやモバイルデバイスからアクセスしやすいサービスです。企業の監査要件への対応やBCPも可能にします。特に、メールシステムのクラウド利用を検討している企業にとって、本サービスが兼ね備える安全性は、他社の類似サービスと比較した際に大きな差別化ポイントといえます。本製品は、シマンテックだからこそ提供できるハイレベルなセキュリティを携え、機密性・完全性・可用性を保証しています。シマンテックは自社専用のセキュアなマルチテナントのデータセンターを世界中で確保しており、稼働率99.99%でサービスを提供できるよう設計されています。

 EV.cloudを実装した際のメリットは以下の通りです。

 *メールボックス容量管理
  メールやその他の情報は容量無制限、無期限でシマンテックのクラウドデータセンターに保管されます。ユーザーはアーカイブシステムを通じて実質無制限にメールボックスを使うこととなるので、管理者はEV.cloudを通じて全メールメッセージと添付ファイルにメールサーバーからアクセスすることが可能です。その結果、サーバーのパフォーマンスを向上させ、バックアップやリカバリのウィンドウを減らすことができるようになります。

 *企業内個人の利便性と安全性の向上
  アーカイブに直接かつロールベ−スでアクセスできることで、EV.cloudはIT部門の管理負担を軽減します。またリアルタイムで直感的な検索が可能になる上、e−Discovery(電子情報開示要求)のワークフローがともに組み込まれているので、必要な情報を容易に発見できるようになります。メールやその他のアーカイブ化された情報はモバイルデバイス(iPhone/iPad/Android)からアクセス可能で、社外からも過去メールの閲覧ができ、返信や新規メールの送信も行えます。さらに、個人PCへのメールデータのダウンロードを抑制することで、情報漏洩のリスクを低減します。

 *メールシステムのBCP実現
  企業のメールシステムが停止した場合でも、オンプレミス・クラウド問わず新規メールの受信や送信ができるBCP機能を提供します。[3]

 *コスト削減
  年額、月額両方の課金制度[4]での利用が可能です。IT部門の管理やリソースの負担は減り、企業ユーザー側にハードウェア、ソフトウェア、クライアントプラグインの設定が必須ではありません。

 *内部統制の強化と監査プロセスの簡素化
  社内外を問わず送受信される全てのメールやその他の情報が迅速に検索可能になります。また、リアルタイムで直感的な検索が可能になると同時にe−Discovery(電子情報開示要求)のワークフローがともに組み込まれているので、外部の監査法人や弁護士事務所等と連携して監査しやすくなります。

 *Office 365ユーザーへの適合性
  EV.cloudは、高度なアーカイブ機能とe−Discovery(電子情報開示要求)への対応機能を携えつつ、Office 365と連携して利用することができるサービスです。その上で、企業は本製品を活用することで、法務とコンプライアンスの要求に十分応えることが可能です。加えて、自社内導入のMS ExchangeとOffice 365のハイブリッドの配置での管理を円滑にし、将来Office 365サービスを解約した際のデータ移管リスクを低減できます。

 [1]ガートナー社、「Magic Quadrant for Enterprise Information Archiving」、Alan Dayley、およびGarth Landers、2013年11月5日

 [2]Radicati Group“Email Statistics Report,2013−2017”,http://www.radicati.com/wp/wp-content/uploads/2013/04/Email-Statistics-Report-2013-2017-Executive-Summary.pdf

 [3]メールセキュリティサービスとの併用が必須となります。

 [4]年次での支払いとなるケースがあります。また、ユーザーが増えた場合は追加コストが発生します。


【製品概要】
 製品名称:Symantec Enterprise Vault.cloud
 提供開始日:2014年6月予定
 参考価格:<250〜499 メールボックス>年額5,208円/1ライセンス
        <500〜999 メールボックス>年額4,860円/1ライセンス
        初期費用:160,000円(価格はすべて税抜き)

 対応メールプラットフォーム:Microsoft Exchange2003/2007/2010/2013,Office 365(IBM Lotus Notes/Dominoの正式サポートは近日予定)


【関連情報】
 *Symantec Enterprise Vault.cloud<http://www.symantec.com/ja/jp/enterprise-vault-cloud/
 *Symantec Enterprise Vault<http://www.symantec.com/ja/jp/theme.jsp?themeid=ev_index


以上


「シマンテックについて」
 シマンテックは情報保護のエキスパートとして、テクノロジーをいつでもどこでも自由に活用したい個人やビジネス、政府機関をサポートします。1982年4月に設立され、現在、フォーチュン500社に選ばれているシマンテックは、世界最大級のグローバルデータインテリジェンスネットワークを運用しており、重要な情報を保管、アクセス、共有している皆様に、セキュリティ、バックアップおよびアベイラビリティ製品を提供しています。シマンテックは20,000人以上の従業員とともに50カ国以上においてビジネスを展開しており、フォーチュン500社に選ばれた企業のうち99%にサービスを提供しています。2014年会計年度には67億ドルの売上を記録しました。詳細はwww.symantec.com/jp<http://www.symantec.com/jp>をご覧になるか、ソーシャルメディアポータルサイトgo.symantec.com/socialmedia<http://go.symantec.com/socialmedia>へアクセスしてください。


*Symantec社の名称、ロゴは、米国Symantec Corporationの米国内およびその他の国における登録商標または商標です。
*その他製品名等はそれぞれ各社の登録商標または商標です。


*マジック・クアドラントの免責条項
 ガートナーは、ガートナー・リサーチの発行物に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。また、最高の評価を得たベンダーのみを選択するようテクノロジの利用者に助言するものではありません。ガートナー・リサーチの発行物は、ガートナー・リサーチの見解を表したものであり、事実を表現したものではありません。ガートナーは、明示または黙示を問わず、本リサーチの商品性や特定目的への適合性を含め、一切の保証を行うものではありません。



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