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日産自など8社、内燃機関の燃焼・排出ガス浄化技術で共同研究組織が始動

2014-05-23

自動車用内燃機関技術研究組合(AICE)発足
〜日本の自動車業界における新たな共同研究組織が始動〜

 この度、国内自動車メーカー8社および1団体によって、「自動車用内燃機関技術研究組合(英語名:Research Association of Automobile Internal Combustion Engines (AICE(アイス))」を2014年4月1日に設立いたしました。

 本組合は、自動車の更なる燃費向上・排出ガスの低減に向けて、内燃機関の燃焼技術および排出ガス浄化技術における自動車メーカーの課題について、自動車メーカー各企業が協調して研究ニーズを発信し、学の英知による基礎・応用研究を共同で実施し、その成果を活用して各企業での開発を加速することを目的としております。本組合の理念は次の二つです。

<理念>

●産学官の英知を結集し、将来に亘り有望な動力源の一つである内燃機関の基盤技術を強化し、世界をリードする日本の産業力の永続的な向上に貢献する。

●産学官の相互啓発による研究推進により、日本の内燃機関に関する専門技術力の向上を図り、技術者および将来に亘り産学官連携を推進するリーダーを育成する。

 本組合において、燃焼技術、後処理技術などの諸課題について科学的な現象の解明、モデル化、評価手法策定などを行い、その成果を各企業において製品開発に反映することで、より高性能な省燃焼および低排出ガスの内燃機関を市場に投入していくことを実用化の方向性としています。
 この取り組みにより、日本の内燃機関燃焼技術および排出ガス浄化技術の一層の向上が図れ、国際競争力の向上に寄与することを目指してまいります。また、広く将来を担う人材の育成につなげてまいります。

■自動車用内燃機関技術研究組合(AICE)理事長大津啓司のコメント
「今回、日本の自動車メーカー8社と1団体により、世界的に関心の高まる内燃機関の環境性能に対して合同で研究を加速していく組織を発足させました。この組合での研究を通じて日本の内燃機関国際競争力を向上させるとともに、エンジニア間の連携や次世代を担う人材の育成の活性化に取り組みます。また、多くの大学・研究機関他関連の皆様にも共感し賛同いただくことで、この取り組みの輪を大きく広げ、日本の産業技術の発展に寄与していきます。」

 ※参考図は添付の関連資料を参照

■「自動車用内燃機関技術研究組合(AICE)」概要
設立年月日:2014年4月1日
理事長:大津啓司(株式会社本田技術研究所常務執行役員)
組合員:スズキ株式会社、ダイハツ工業株式会社、トヨタ自動車株式会社、
     日産自動車株式会社、富士重工業株式会社、株式会社本田技術研究所
     マツダ株式会社、三菱自動車工業株式会社、一般財団法人日本自動車研究所
     (8企業1団体)
事 業 費:約10億円(平成26年度経産省補助事業費含む)
事業の概要:内燃機関の性能向上技術の基礎・応用研究

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