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村田製作所、RFID用デバイス「マジックストラップ」を量産開始
有線I2C(◇)インターフェース付き
RFID用デバイス「マジックストラップ(R)」の量産開始について
◇「有線I2C」の正式表記は添付の関連資料を参照
・製品画像は添付の関連資料を参照
<要旨>
株式会社村田製作所は、有線I2Cインターフェース(*1)付きのRFID(*2)用デバイス「マジックストラップ(R)」を開発し、2014年1月より福井村田製作所(福井県越前市)にて量産を開始しました。
当製品は、2014年4月8日から4月10日までアメリカのオーランドで開催されるRFID JOUNAL LIVE!(http://www.rfidjournalevents.com/live/)および、2014年4月9日から4月11日まで東京ビッグサイトで開催されるMEDTEC Japan 2014(http://www.medtecjapan.com/index.php?page=home-jp)に出展いたします。
<用語説明>
*1 I2Cインターフェース:I2C(アイ・スクエア・シー/アイ・ツー・シー)はフィリップス社で開発されたシリアルバス。低速な周辺機器をマザーボードへ接続したり、組込みシステム、携帯電話などで使われます。コストを抑えることが通信速度よりも重要とされるような周辺機器への使用に適します。
*2 RFID:Radio Frequency Identification(電波による個体識別)の略。ID情報を埋め込んだタグから、電磁界や電波などを用いた近距離無線通信によって情報をやりとりするもの。小さな部品に情報を書き込み、それを離れたところから読み取ることが可能です。バーコードと比較して、読み取り範囲が広い、一度に複数のタグを読み取り可能、情報の変更が可能などの特長があり、流通での在庫管理や、工程での仕掛かり製品の管理などでの利用が始まっています。最近では、鉄道の乗車カードや電子マネーなど非接触ICカードに利用され、私たちの生活の利便性向上に大きく貢献しています。
<当社製マジックストラップ(R)について>
当社は、2008年にRFIDタグ用デバイス「マジックストラップ(R)」を開発しました。マジックストラップ(R)にはSMD(※1)タイプと超小型タイプの2つのコンセプトがあります。SMDタイプのマジックストラップ(R)では多層基板やRF部品の設計で培った回路設計技術、アンテナ設計技術を活かし、マジックストラップ(R)を搭載するお客様の基板自体をアンテナとすることができます。推奨パターンを使用することで、RFIDアンテナの設計労力削減や専有面積削減といったユーザーメリットに貢献します。また2010年には、アンテナを多層基板に内蔵した超小型タイプのマジックストラップ(R)を開発しています。このタグはこれまでに取り付けることができなかった試験管やペンなどの極小スペースに取り付けることが可能です。
当社のマジックストラップ(R)は、これまでに工程管理や物品管理などに広く使用されています。
※1 SMD:Surface Mount Device(表面実装部品)プリント基板の表面にはんだ付けによって実装する電子部品
・特長など以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照
<関連情報>
・動画
>有線I2Cインターフェース付きマジックストラップ(R)デモンストレーション動画
http://www.murata.co.jp/channel/player.html?id=rfid_0013&pid=Ch.1
・ニュースリリース
2013年9月19日:マジックストラップ(R)がグリーンITアワードを受賞(http://www.murata.co.jp/new/news_release/2013/0919b/index.html)
2012年9月20日:情報の読み取りをより手軽に 世界最小クラスHF帯RFIDタグの量産開始について(http://www.murata.co.jp/new/news_release/2012/0920/index.html)
2010年4月22日:世界最小!UHF帯RFIDアンテナレスタグLXMSシリーズの商品化(http://www.murata.co.jp/new/news_release/2010/0422/index.html)
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