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テルモ、カネカからの血管拡張用カテーテルのOEM供給契約を締結
テルモ株式会社、株式会社カネカからのOEM製品供給の契約締結
テルモ株式会社(以下、テルモ/本社:東京都渋谷区、社長: 新宅 祐太郎)は、株式会社カネカ(以下、カネカ/本社:大阪市、社長:菅原 公一)の100%出資の子会社である株式会社カネカメディックス(本社:大阪市、社長:井口 明彦)を通じて、末梢血管が動脈硬化などにより狭窄や閉塞することによって起こる血流障害の治療法、PTA(*)に使用する血管拡張用カテーテル(以下、PTAバルーンカテーテル)のOEM供給を受け、2月より欧州にて販売開始することとなりましたのでお知らせいたします。
*PTA(percutaneous transluminal angioplasty:経皮経管的血管形成術)とは末梢血管(腕や足の血管)の狭窄や閉塞した病変部を、カテーテルと呼ばれる直径1mm程度のチューブの先端についたバルーン(風船)で血管内から押し広げる治療法。
1.今回の目的
心臓血管を中心に発展してきた血管内治療は、近年では、頭部や末梢の血管など新たな領域にも広がっています。このような環境下において、カネカは、末梢血管領域で豊富な商品ラインアップを持ち、さらなる売上拡大のために販売ネットワークの強化を目指していました。一方、テルモは、カテーテル事業の拡大・強化のため、さらなる商品ラインアップの拡充を目指していました。
販売ネットワークの強化を目指していたカネカと、商品ラインアップの拡充を目指していたテルモと双方のニーズが合致し、今回の契約締結に至りました。
PTAバルーンカテーテルを商品ラインアップに加えることにより、テルモは、血管内治療分野での商品力をより一層強化していきます。当社は自社開発だけでなく、協業等により優れた他社技術を積極的に取り入れることにより、「血管内治療のトータルサプライヤー」として医療に貢献してまいります。
2.各社の概要
※添付の関連資料を参照
3.業績に与える影響
本件に関わる業績への影響は限定的であり、今期の業績見通しについての変更はございません。
以上