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新日鉄住金エンジニアリング、独環境プラントエンジニアリング企業「FBE」の株式を全部取得

2014-03-27

Fisia Babcock Environment GmbHの株式全部取得について
〜欧州における環境プラントエンジニアリング事業を強化〜


 新日鉄住金エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:高橋 誠、以下「当社」)は、この度、環境プラントエンジニアリング企業であるFisia Babcock Environment GmbH(フィジア バブコック エンヴァイラメント、所在地:ドイツ・グーマスバッハ市、以下「FBE」)の株式全部を取得することについて、2014年3月19日、Salini Impregilo S.p.A.(サリーニ インプレジーロ、所在地:イタリアミラノ市、以下「Salini Impregilo」)と合意致しましたので、下記の通りお知らせ致します。

 当社は、日本を中心として、ごみ処理設備であるシャフト炉式ガス化溶融炉の営業展開を図っており、現在、世界最多の受注件数(日本40件、韓国2件)、最大の施設規模(処理能力:720t/日)、最長稼働(30年以上)等の実績を有するエンジニアリング企業であります。昨今、欧州においては、廃棄物の埋立処分に対する規制強化、廃棄物からのエネルギー回収等が政策的に推進されていることから、当社はそのニーズに応えるべく数多くの実績に裏付けられた優れた環境性能と高い信頼性を持つシャフト炉式ガス化溶融炉の積極的な営業展開を進めております。

 一方、FBEは、1824年に創業し(FBE前身企業)、現在は欧州を中心とするストーカ炉式ごみ焼却施設の設計・建設事業を中核とした環境プラントエンジニアリング企業であり、世界規模で活動を展開しています。ストーカ炉式ごみ焼却施設の納入実績は世界各地に500基以上に及び、多数の実績に裏付けられた信頼性に加え、大規模施設(処理能力:2,000t/日級)への対応や、世界最高水準の廃棄物発電技術(蒸気条件:500℃、9MPa)により、欧州市場におけるメインプレーヤーとしての地位を築き上げております。

 当社とFBEは保有する廃棄物処理技術(ガス化溶融炉技術、ストーカ炉技術)と事業活動地域がお互い重複しない補完的な関係にあります。当社としては、FBEの株式取得により、両社の事業資産やブランド力の相互活用が図られ、また両社の保有技術に更なる優位性を付加するための差別化技術の開発等、シナジー効果を大きく発揮することが可能となります。当社は、これらのシナジー効果が今後の当社事業の発展に大きく寄与するものと判断し、FBEの株式全部の取得を決断するに至りました。

 当社は、上述の事業シナジーの発揮により、廃棄物処理事業の伸長が期待できる欧州を中心とした海外及び国内市場での事業拡大を図り、今後は世界的な環境プラントエンジニアリング企業として更なる発展を目指す所存です。

■Fisia Babcock Environment GmbHの概要 (1ユーロ=140円換算)

 ※添付の関連資料「概要」を参照


以上



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