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ハイエッジ、高機能キャパシタマーケットに関する調査結果を発表
高機能キャパシタマーケットに関する調査結果を発表
株式会社ハイエッジ(*)では、バックアップ電源や蓄電用途での採用が広がりつつある高機能キャパシタマーケットに関する市場調査を実施、高機能キャパシタマーケットとして、電気二重層キャパシタ(DLC)およびリチウムイオンキャパシタ(LIC)の技術開発動向及びメーカー参入状況を調査分析することで、今後の高機能キャパシタマーケットの市場規模予測を行い、その結果を市場調査資料としてAdvanced Capacitors 2010 − 2011として発刊しました。
●調査概要
調査期間 2010年10月 〜 12月
調査対象 電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタメーカー及び材料メーカー
調査方法 直接面接取材、関連企業へのヒヤリング調査及び文献調査など
*株式会社ハイエッジはハイブリッド車、電気自動車、電子デバイスに関する市場調査を継続的に実施、各種市場調査レポートは多くの企業でご利用いただいております。
●調査結果の概要
■高機能キャパシタ市場 2010年 415.0億円 → 2020年 966.0億円
高機能キャパシタ市場は、携帯電話、電子機器のメモリバックアップ用途などに加え、建設機械、自動車、瞬間電圧低下補償装置などのバックアップ電源としての需要が拡大、さらに新たに、高容量タイプのリチウムイオンキャパシタが登場し、風力発電などのエネルギー用途での用途拡大が進み、2020年には966.0億円の市場が形成されることが予測されます。
■電気二重層キャパシタ(DLC)は、携帯電話、スマートメーターなどの新市場形成
従来から、多くの電子機器で使用されてきた電気二重層キャパシタ(DLC)は、携帯電話、デジタルカメラのLED Flash用のビークパワー用途での新規採用が見込まれます。さらに注目されるスマートグリッドでは、スマートメーターの補助電源としての搭載が検討されており採用が期待されます。自動車用途では、電子制御ブレーキの補助電源としての採用実績が拡大、環境対応型デバイスとして幅広い用途への適用が期待されています。
■リチウムイオンキャパシタ(LIC)は、DLC代替で急速な市場形成へ
電気二重層キャパシタと比べて大容量、高出力特性をもつリチウムイオンキャパシタは、高機能キャパシタの採用範囲を拡大するデバイスとして注目を集めています。リチウムイオンキャパシタは、風力発電、太陽電池などのエネルギー用途や、瞬間電圧低下補償装置、LED照明などで着実な採用実績が拡大、今後はさらに建設機械、AGV(自動搬送装置)など、これまでDLCが使用されてきた用途での採用拡大の可能性があります。これにより、リチウムイオンキャパシタ市場は、2020年には、260億円規模にまで市場が拡大することが予測されます。
■高機能キャパシタマーケット 2020年 21億セル、トータル容量 67.8GFへ
電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタは、トータルセル数量は、2020年21億セルに増加するとともに、大容量セルタイプの比率が増加することで、急速にトータル容量が増加することが予測され、2020年にはトータル容量67.8GFに達することが予測されます。
●調査レポート概要
資料名 Advanced Capacitors 2010 − 2011
発刊日 2010年12月16日
体 裁 A4版 200頁
定 価 157,500円(本体価格 150,000円消費税 7,500円)
※調査結果は添付の関連資料を参照