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日本TI、高精度ADCの性能向上の産業機器向けオペアンプを発表
日本TI、業界最高の計測精度を実現する
産業機器向けオペアンプを発表
36Vレール・ツー・レール入出力
低オフセット、低ドリフト、高速セトリング特性により、高精度ADCの性能を向上
日本テキサス・インスツルメンツは、オートゼロ手法を使用せずに、高精度オフセット電圧とドリフト特性を実現する業界初の36Vレール・ツー・レール入出力(RRIO)オペアンプを発表しました。新製品の『OPA192』は規定の全温度範囲で安定したオフセット電圧ドリフトを提供し、システム・レベルの較正を不要にします。
高精度に加え、高速セトリング特性と高い出力駆動を実現しているため、試験/計測、産業用センサ、制御向けの高電圧、高精度データ・アクイジション・システムのA/Dコンバータの駆動に最適です。製品の詳細、無償サンプルと評価モジュールのご注文については、http://www.tij.co.jp/opa192-pr-jpをご覧ください。
『OPA192』の主な特長
・業界をリードする高精度:TIの特許取得済みパッケージ・レベル・トリミング・アーキテクチャであるe−Trim(TM)技術の採用により、内部クロックによるオートゼロ手法を使用せずに、全温度範囲で5μVのオフセット電圧と0.2μV/℃のオフセット・ドリフト特性を実現し、産業用センサのシグナル・コンディショニング精度を向上
・高精度36V入力範囲:産業用オートメーションと制御機器の高精度、高電圧計測向けに、最大の入力ダイナミックレンジを実現
・卓越した出力駆動能力:60mAの出力電流駆動と1nFの容量性負荷駆動能力により、高電圧バッファと多重化データ・アクイジション向けに、システムの安定性を実現
<ツールとサポート>
TIでは、迅速な評価とシステムのカスタム化のために、『OPA192』を搭載した四つのTI Precision Designsリファレンス・デザインを提供中です。
・歪みを最小限に抑えた高電圧入力16ビット、400KSPS、4チャネルのマルチプレクス・データ・アクイジション・システム(http://www.tij.co.jp/tool/jp/tipd151)
・産業機器のアナログ出力(AO)向け電圧/電流出力ターミナル(http://www.tij.co.jp/tool/jp/tipd119)
・絶縁抵抗を使った容量性負荷駆動の検証済みリファレンス・デザイン(http://www.tij.co.jp/tool/jp/tipd128)
・シングル・オペアンプ・スルーレート・リミッタのリファレンス・デザイン(http://www.tij.co.jp/tool/jp/tipd140)
TI Precision Designリファレンス回路とともに、回路の正確なシミュレーションとデバッグを可能にするTINA−TI(TM)SPICE(http://www.ti.com/adc/jp/docs/midlevel.tsp?contentId=31690)モデルも供給中です。
『OPA192』の機能性と多用性の迅速な評価を可能にするDIPアダプタ評価モジュール(http://www.tij.co.jp/tool/jp/dip-adapter-evm)やユニバーサル・オペアンプ評価モジュール(http://www.tij.co.jp/tool/jp/opampevm)も提供中です。
『OPA192』は、包括的な複数段アクティブ・フィルタ・ソリューションの迅速な設計、最適化、シミュレーションを可能にするTIのWEBENCH(R)Filter Designer(http://www.tij.co.jp/lsds/ti_ja/analog/webench/webench-filters.page)オンライン設計支援ツールにも対応しています。
<供給、パッケージ、価格>
『OPA192』は、5x4mmのSO−8、3x3mmのMSOP−8、3x1.75mmのSOT23−5パッケージで供給中です。1,000個受注時の単価(参考価格)は1.35ドルです。
■『OPA192』の特性表
*添付の関連資料を参照
TIのオペアンプ製品ラインアップに関する情報は、こちらからも参照できます。
・『OPA192』の無償サンプルのご注文(http://www.tij.co.jp/product/jp/opa192#samplebuy)
・『OPA192』のデータシートのダウンロード(http://www.tij.co.jp/jp/lit/ds/symlink/opa192.pdf)
・TIの高精度アンプ製品ラインアップの詳細(http://www.tij.co.jp/lsds/ti_ja/amplifiers-linear/precision-amplifier-products.page)
・e−Trimテクノロジに関してや、パッケージ・レベル・トリム技術と調整手法との比較(http://e2e.ti.com/blogs_/b/precisiondesignshub/archive/2014/01/16/how-does-package-level-trim-compare-to-other-offset-correction-methods.aspx?DCMP=hpa_pa_amp_opa192_en&HQS=hpa-pa-amp-opa192-20140116-e2e-blog-pr-en)(英語)に関してはPrecision Design Hubブログ(http://e2e.ti.com/blogs_/b/precisiondesignshub/default.aspx?DCMP=hpa_pa_amp_opa192_en&HQS=hpa-pa-amp-opa192-precisiondesignshub-e2e-blog-pr-en)(英語)を参照
・アンプに関する記事をまとめた"Best of Baker"s Best"(http://www.ti.com/ww/en/analog/Amplifiers-eBook/?DCMP=hpa_pa_amp_opa192_en&HQS=hpa-pa-amp-opa192-bonniebaker-ebook-pr-en)(英語)ebookを参照
・TI Precisions Designs library(http://www.tij.co.jp/ww/analog/precision-designs/)で、基板レベルの高精度アナログ・リファレンス・デザインを検索
<TIの産業機器向けアナログ製品>
産業機器向け半導体で業界をリードするTIは、スマート・グリッド、ファクトリ・オートメーション(FA)、高電圧電源、LED照明、制御など、広範な用途向けに多様なアナログIC製品ポートフォリオを提供しています。TIのデータ・コンバータ、アンプ、インターフェイス、アイソレーション、クロック、電源IC製品は、お客様の製品の差異化を可能にし、さらに、TIのソフトウェア、設計支援ツール、リファレンス・デザインは、設計サイクルの簡素化と迅速化を実現します。TIのアナログ製品は、産業機器の安全性、効率、信頼性を向上します。詳細については、http://www.tij.co.jp/industrialをご覧ください。
アナログ製品の情報共有や設計の問題解決には、TI E2E日本語コミュニティのアナログ・フォーラム(http://e2e.ti.com/group/jp/f/892.aspx)をご利用ください。
※WEBENCHはTexas Instrumentsの登録商標です。e−TrimはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
*製品画像は、添付の関連資料を参照
■テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて
テキサス・インスツルメンツは(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、未来のイノベーションを生み出すアナログICおよび組込みプロセッサを主に開発設計・製造するグローバルな半導体企業です。未来を変革する10万社にのぼるお客様を支援しています。当社の情報はホームページ(http://www.tij.co.jp)をご参照ください。
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:田口 倫彰、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ(http://www.tij.co.jp)をご参照ください。
■読者向けお問い合わせ先
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)
URL:http://www.tij.co.jp/pic
以上