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ドリームインキュベータとオリックス、ベトナムの製薬卸・薬局チェーン大手に出資
ベトナムの製薬卸・薬局チェーン大手に投資
〜DIアジア産業ファンドの第三号投資〜
株式会社ドリームインキュベータ(本社:東京都千代田区、社長:山川 隆義、以下「DI」)とオリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、共同で運用する「DIアジア産業ファンド(以下「DIAIF」)」において、このたび、ベトナムで製薬卸および薬局チェーンを展開する持ち株会社Santedo Corporation(本社:ベトナム、会長:Truong Viet Vu、以下「Santedo」)に出資することで合意しましたのでお知らせします。発行済み株式の譲り受けおよび新株を引き受けることにより、DIAIFはSantedo株式の約25%を取得する予定です。
Santedo傘下でジェネリック医薬品の卸販売事業を展開するDuy Tan社は、世界大手のジェネリックメーカーTEVA社のベトナム国内における独占販売権を有し、国内の病院や薬局への幅広い流通ネットワークを構築しています。また、Pha No社は、民間最大手の薬局チェーンとして、ホーチミン市内に22店舗を展開しています。
Santedoは、DIAIFからの投資資金を活用し、薬局店舗の新設・買収をさらに進めていく予定です。ベトナムの薬局市場は、99%以上の店舗が個人による経営であり、今後大手企業のチェーン展開によるシェアの拡大が見込まれます。DIAIFとしては、Santedoと日系製薬メーカーやドラッグストアなどとの提携を検討し、さらなる企業価値の向上を図っていく方針です。DIAIFは、2010年6月に運営を開始したベトナムの成長企業を対象とした日系最大規模の投資ファンドです。大企業向けのコンサルティングとベンチャー投資の経験を持つDIと、海外での投資事業やファンド運営のノウハウを持つオリックスが共同でファンド運営を手がけ、国際協力銀行(JBIC)のほか、日本の有力企業が投資家として参加しています。DIとオリックスは、今後も両社のスキル・ノウハウを最大限に活用し、出資先企業と日系企業の事業創出を育み、両国産業の成長に貢献してまいります。
以上
■「Santedo」概要
会社名 :Santedo Corporation
所在地 :ベトナム社会主義共和国ホーチミン市
代表者 :Truong Viet Vu(会長)
設立 :2013年10月
事業内容:製薬卸会社/Duy Tan Pharmaceutical Joint Stock Companyと薬局チェーン会社/Pha No Pharmaceutical Joint Stock Companyを傘下に持つ持ち株会社
■DIアジア産業ファンド(DIAIF)概要
コミット総額:50億円
運営開始 :2010年6月
運営 :DIとオリックスによる共同運営
運用期間 :8年
投資対象 :ベトナムにおいて消費財・流通などの内需型産業の成長企業を主な投資対象とする。
<ご参考>
[1]2010年6月8日付プレスリリース「ベトナムの成長企業を投資対象とする「DIアジア産業ファンド」の運営を開始」
http://www.orix.co.jp/grp/pdf/news/100608_ORIXJ.pdf
[2]2011年5月13日付プレスリリース「ベトナムの有力乳飲料製造会社に投資」
http://www.orix.co.jp/grp/news/2011/110513_ORIXJ.htm
[3]2012年2月6日付プレスリリース「ベトナムの大手医療機器販売会社に投資」
http://www.orix.co.jp/grp/news/2012/120206_ORIXJ.html