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大塚製薬、抗精神病薬「エビリファイ」の双極性障害における躁症状の改善効能を追加申請

2011-01-26

抗精神病薬エビリファイ(R)」の国内における「双極性障害における躁症状の改善」の効能追加申請


 大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩本太郎、)は、抗精神病薬エビリファイ(R)」(英語表記ABILIFYR、一般名:アリピプラゾール/aripiprazole)の「双極性障害における躁症状の改善」の効能追加申請を行いました。

 大塚製薬は、2006年6月に国内にて統合失調症の治療薬として「エビリファイ」の販売を開始し、現在「エビリファイ錠3mg」、「エビリファイ錠6mg」、「エビリファイ錠12mg」、「エビリファイ散1%」、および「エビリファイ内用液0.1%」の5つの製剤を販売しています。

 双極性障害は、躁うつ病とも呼ばれる疾患で、生涯有病率は人口の0.4%*と言われています。症状として躁状態とうつ状態を繰り返し、躁状態では、気分が高揚し判断力が損なわれるので、病気であるという認識に欠け、人の助けを拒もうとすることが多くなります。一方、うつ状態では、絶望感を感じ、人の助けを求め、現状を受け入れることができず、自分は助からないと考えることもあります。混合状態では、躁状態、うつ状態の両方の症状が同時に起こります。疾患の特徴としては、再発率が高いため、長期にわたる治療が必要と言われています。

 今回の申請は、双極性障害における躁症状の改善の効能追加を目的に行っています。


*こころの健康についての疫学調査に関する研究より:平成18年度厚生労働科学研究費補助金(こころの健康科学研究事業)
 「エビリファイ」は、ドパミン・システムスタビライザー(DSS:Dopamine System Stabilizer)と呼ばれ、脳内でドパミンが大量に放出されているときには抑制的に働き、ドパミンが少量しか放出されていないときには刺激する方向で作用し、結果としてドパミン神経を安定化させます。このためドパミンの異常によって起こると考えられている統合失調症の陽性、陰性症状を改善する一方、眠気や体重増加などをきたしにくく、長期にわたり継続服用が可能な薬剤です。現在までに日本を含めた世界65ヵ国・地域で発売され、2009年度の世界での売上は約3,700億円です。

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