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JFEエンジニアリング、昭和シェル石油から川崎のバイオマス発電プラントを受注

2013-10-10

川崎で国内最大級バイオマス発電プラントを受注
昭和シェル石油製油所跡地に循環流動層ボイラを建設



 JFEエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岸本 純幸)は、昭和シェル石油株式会社(本社:東京都港区、代表取締役グループCEO:香藤繁常)より、国内最大級のバイオマス発電プラントのEPC(設計・調達・建設)業務を受注しましたので、お知らせします。

 当社が受注したのは、昭和シェル石油が川崎市川崎区扇町の製油所跡地で新たに計画しているバイオマス発電プラントです。このプラントは木質ペレット(※1)やパームヤシ殻(Palm Kernel Shell,PKS)(※2)を燃料として発電を行うもので、発電規模は49MW、年間発電量は約300,000MWh(一般家庭の約83,000世帯の年間消費量に相当)で国内最大級のバイオマス発電となります。発電した電力は再生可能エネルギー買取制度により全量売電される予定です。
 昭和シェル石油では、当地における新たな発電事業を計画し、これに対し当社は、循環流動層(Circulating Fluidized Bed:CFB)ボイラ発電システムによるバイオマス発電を提案してまいりました。今回、昭和シェル石油バイオマス発電の事業化決定にあたり、当社プラントが、同規模の発電システムの中で最も高効率で経済的であることや川崎市の厳しい環境規制に対応できる点などが評価され、今回の受注に至りました。

 循環流動層ボイラは、燃料と流動媒体を高速の燃焼空気によって混合、流動化させながら燃焼を行なうシステムです。当社はこれまでに、国内で初めて木質チップやPKS専焼のCFBボイラを建設しており、また建設廃材、廃プラスチック、タイヤチップなど多様な燃料を混焼するCFBボイラの建設実績も数多く有しています。当社はこうした実績に基づく技術・ノウハウを活かし、2015年12月の稼動開始を目指して建設を進めてまいります。

 再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)の施行から1年が経過し、全国各地でバイオマス発電プラントのニーズが高まりをみせております。当社はこれらのニーズに応えるべく、今後も最先端の技術を提案してまいります。


 ※1:木質ペレット:丸太、樹皮、枝葉など木質バイオマスを顆粒状に砕き、それを圧縮して棒状に固めて整形したもの。

 ※2:パームヤシ殻(PKS):マレーシアインドネシアなど東南アジアで栽培される油やしの搾油時に発生する種殻


■発電プラント概要
 場所      :神奈川県川崎市川崎区扇町
 発電プラント形式:JFE循環流動層ボイラ+蒸気タービン・発電機
 発電端出力   :49MW
 燃料      :木質ペレット、PKS
 稼動予定    :2015年12月


 *「循環流動層ボイラ概要図」は、添付の関連資料を参照


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