太陽誘電、ノイズ対策向け０４０２サイズ積層ハイロスインダクタ「ＢＫ０４０２」のラインアップを拡充

太陽誘電：ノイズ対策向け積層インダクタ、０４０２サイズのラインアップ拡充
−高機能・高性能化するスマートフォン向けの小型化ニーズに対応−



　太陽誘電株式会社（代表取締役社長：神崎　芳郎、本社：東京都台東区）は、スマートフォンに代表される高機能携帯電話等の小型携帯機器のノイズ対策向け０４０２サイズ積層ハイロスインダクタ（注１）「ＢＫ０４０２」（０．４ｘ０．２ｘ０．２ｍｍ）のラインアップを拡充します。
　「ＢＫ０４０２」は当社従来品の「ＢＫ０６０３」（０．６ｘ０．３ｘ０．３ｍｍ）から約７０％小型化しており、広帯域なノイズ対策に適し、業界トップの低直流抵抗（注２）を達成した「ＢＫ０４０２　ＨＳ１２１」に代表されるＨＳシリーズに加え、より高周波帯域でのノイズ対策に適したＨＭシリーズ「ＢＫ０４０２　ＨＭ７５０」、「ＢＫ０４０２　ＨＭ１２１」とＬＬシリーズ「ＢＫ０４０２　ＬＬ２２０」を拡充します。今回のラインアップ拡充により太陽誘電では、小型化が進むスマートフォンなどの高機能携帯電話などの多機能化に伴うノイズの多様化に対応することができると考えています。
　現在、「ＢＫ０４０２」は既にＨＳシリーズを量産中で、２０１１年３月までにさらにＨＭ、ＬＬシリーズを追加した量産体制を確立します。サンプル価格は１０円です。

　スマートフォンに代表される高機能携帯電話やポータブルミュージックプレーヤなど、最先端をゆく小型で多機能な携帯機器は、より小型・薄型の部品を超高密度実装することによって、小さな筐体に多種多様な機能を搭載することが求められます。その一方で、機器の多機能化に伴い、ノイズ対策として使用される積層ハイロスインダクタのようなフェライトチップビーズ（注１）においても、さまざまなノイズに対応するために多様な特性が必要になってきています。
　太陽誘電では、このような市場からの要望に応えるため、積層技術やパターン印刷技術の高精度化をすすめ、積層ハイロスインダクタＢＫ０４０２シリーズにラインアップを追加します。
　今後も市場ニーズにマッチした商品の開発に注力し、ノイズ対策向け積層インダクタにおける新商品展開をすすめていきます。


＜ＢＫ０４０２シリーズ特性＞

　※添付の関連資料を参照


■用途
　スマートフォン、携帯電話、ポータブルミュージックプレーヤ、デジタルカメラなど小型携帯機器向けノイズ対策。


■用語解説
　（注１）ハイロスインダクタ／フェライトチップビーズ
　　　信号に含まれる高周波ノイズを熱に変換して吸収することで効果的に除去することができるインダクタ。
　（注２）直流抵抗
　　　直流の電流が流れるときの抵抗値。ハイロスインダクタは機器の高効率化のため、低直流抵抗が求められている。単位はΩ（オーム）。



※製品画像は添付の関連資料を参照