Article Detail
日商エレクトロニクスなど、ベトナム・ロンドウック工業団地でクラウドサービスを提供
日商エレとKDDIベトナム、ロンドウック工業団地に
「Nissho−Blocks」基盤のクラウドサービスとITコンシェルジュを提供
日商エレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河村八弘、以下、日商エレ)は、ベトナム現地法人のNISSHO ELECTRONICS VIETNAM COMPANY LIMITED(以下、日商ベトナム)を通じて、KDDI Vietnam Corporation(本社:ベトナムハノイ、代表者:福田浩喜、以下、KDDIベトナム)とともに同国南部ドンナイ省のロンドウック工業団地(開発事業主:Long Duc Investment Company Limited)のテナント企業に、8月1日よりクラウドサービスを提供します。
ロンドウック工業団地には日商エレのIaaS型クラウド基盤ソリューション「Nissho−Blocks」を導入し、団地内のIT管理センターと各テナント企業を光ファイバーで接続しました。セキュアかつ高速なIT環境が整ったことにより、この度、テナント企業に利用型でのサーバーサービスとアプリケーションサービスの提供を開始します。また、本サービスのヘルプデスクおよび、その他のあらゆるITニーズに対応する現地窓口として、ITコンシェルジュを同団地内に開設します。
○イメージ図は添付の関連資料を参照
┃背景
従来からある工業団地では、各テナント企業がアプリケーションを導入する場合、自己負担でサーバー環境を構築してアプリケーションのライセンスを購入するか、独自にインターネット回線を契約してインターネット上のサービスを利用するかのどちらかで対応しています。前者は初期費用やメンテナンス労力に負担がかかり、後者は、構内専用線に比べ相対的に低速でセキュリティリスクも大きいという問題点があります。
┃導入効果
次世代の工業団地には、旧来のインフラストラクチャー(電気・ガス・上下水道・物流網)に加えて、生産性を左右する条件としてIT環境も含まれており、次世代工業団地の一つであるロンドウック工業団地は、ベトナム国内で注目を集めています。この度の「Nissho−Blocks」導入により、ロンドウック工業団地内ではクラウドコンピューティングによるITサービスが実現し、テナント企業は自前のインフラストラクチャーを持たずに、必要なときに必要な分だけITサービスを利用できるとともに、高速でセキュアな回線に接続でき、保守員常駐の手厚いサポート体制という、オンプレミス(※1)のようなメリットも享受できます。
(※1)オンプレミス自社管理下で運用すること
ロンドウック工業団地では、双日株式会社を中心にベトナムに進出する日系グローバル企業が安心して操業できるようサポート体制を敷いており、同グループのIT中核企業である日商エレと、ベトナムで幅広いソリューションの提供実績のあるKDDIベトナムが連携して、IT関連のサポート役を担い、各テナント企業をサポートしてまいります。
┃サービス価格
VPS基本パッケージ(1コア、メモリー1GB、HDD40GB)
初期費用:2,100,000ドン(9,851円(※2))、月額:2,310,000ドン(換算:10,853円(※2))から
(※2)7月1日現在の換算レートによる
┃「Nissho−Blocks」について
「Nissho−Blocks」は、業界標準と革新的技術を組み合わせたマルチベンダーで構成されるリファレンスアーキテクチャ(※3)で、これまで日商エレが培った技術や運用ノウハウをもとにお客様のニーズに適した製品、機能を選び自ら設計・事前検証したソリューションです。この度、ロンドウック工業団地に導入されたのは「Nissho−Blocks for IaaS」というIaaS型クラウド基盤向けソリューションです。すでに検証されたリファレンスアーキテクチャをベースに基盤を構築するので、ゼロから構築する従来の手法よりも短期間でお客様環境に最適な構成かつ安定稼働する基盤システムを提供できます。また、一括窓口で充実したサポートも行っています。
詳細は日商エレのソリューションページをご参照ください。
http://www.nissho-ele.co.jp/product/solution/nissho-blocks/
(※3)リファレンスアーキテクチャ
サーバー、ストレージ、ネットワーク、ソフトウエアのすべてを事前に設計・設定・検証した製品の組み合わせ
*記載されている会社名、製品名は、各社の商標、もしくは登録商標です。
以上
○参考資料は添付の関連資料を参照