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テルモ、補助人工心臓システム「DuraHeart II」で米ソラテック社と戦略的提携

2013-07-05

次世代型補助人工心臓システムに関わる米国ソラテック社との戦略的提携について



 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 新宅 祐太郎)は、6月30日、次世代型補助人工心臓システム「DuraHeart II」(以下DH−II)におけるグローバルでの早期製品化を目指し、米国ソラテック社と戦略的提携の契約を結びましたのでお知らせいたします。

 テルモは1995年から左心補助人工心臓システム「DuraHeart」(以下DH)の開発を行い、2007年8月に欧州で、2011年4月には日本で発売いたしました。また同時に、更なるQOL(生活の質)の改善を目指し、より小型で患者さんの負担が少ない次世代機DH−IIの開発も進めてまいりました。
 近年、国際的に永久使用への適応など補助人工心臓治療が普及する中、新技術への期待が益々高くなり、次世代機種の早期製品化が求められています。こうした背景から、この治療法を進化させる上で、技術力の高いテルモと欧米に強い販売網を持つソラテック社の戦略的提携が世界中の患者さんにとって、最良の選択であるとの判断に至りました。特に、テルモが開発したDH−IIの技術が、補助人工心臓分野において世界トップシェアをもつソラテック社から高い評価を得られたことが今回の提携実現につながりました。

 この度の提携では、DH−IIに関し、ソラテック社が今後の製品開発・生産、および欧州・米州での治験・販売を行い、テルモが日本市場での治験・販売を行うことで合意しました。アジア市場の取扱いについては相互の強みを最大化できるよう今後協議してまいります。この提携により、欧米市場へ日本発の技術を持つDH−IIの早期導入が可能となります。なお、本提携の締結に伴い、テルモDH−IIの開発関連資産(設備・知的財産権・契約等)はソラテック社へ譲渡されます。

 今回の戦略的提携はDH−IIに関するものであり、現行機種のDHに関しましては、引き続き、テルモが生産・販売・メンテナンスを継続してまいります。

 なお、本提携による当期業績への影響は軽微です。


※参考資料は、添付の関連資料を参照

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知的財産権 次世代機 人工心臓 東京都 テルモ 渋谷区 治験 QOL DH

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